歯科衛生士におすすめ転職サイト・転職エージェントランキング【2023年】

JOB歯科

ファーストナビ歯科衛生士

デンタルハッピー

GUPPY(グッピー)

ジョブメドレー

クオキャリア

マイナビ転職エージェントサーチ

doda

JOB歯科エージェント

シカカラDH求人

デンタルワーカー

ハモナビ

リクルートエージェント

メディカルリンケージ

ライオンコーディアルサポート

デンタルスタイル

リクナビNEXT

歯と口腔の健康が重要視されている今、歯科医院などで歯科医師の補助業務をしている歯科衛生士の注目度が高まってきています。

患者さんの健康をサポートする、やりがいの大きな仕事といえるでしょう。

歯科衛生士はどのような仕事なのか、転職するにはどうすればよいのか、歯科衛生士に転職する際に役立つ情報を紹介いたします。

歯科衛生士への転職におすすめ転職サイト・エージェント

JOB歯科衛生士

JOB歯科は、歯科医全般の求人情報を紹介する転職サービスですが、その中でも歯科衛生士の求人には力を入れています。

独自の営業力から、他の転職サイトにはない独占非公開求人を多く紹介しており、高待遇・好条件の歯科衛生士求人をスピーディに探すことができます。

簡単な会員登録で、歯科医院側からスカウトメールを貰うこともできるので、試しに求人を探してみたい方にもおすすめです。

またフリーランス向けの歯科衛生士求人も多く、短期間・短時間での勤務を希望している方にもおすすめの転職サイトです。

JOB歯科衛生士公式サイト

JOB歯科衛生士詳細ページ

ファーストナビ歯科衛生士

ファーストナビ歯科衛生士は、(株)ファーストコネクトが運営している、歯科衛生士に特化した求人サイトです。

業界最大級（2019年自社調べ）の求人量で、どの地域にお住まいの方も希望にあった求人が見つけやすくなっています。

登録すると業界の事情に詳しいエージェントが求人の案内だけでなく、面接や交渉など転職に必要なサポートをフルで行ってくれるので、忙しい方、転職活動が初めての方におすすめです。

登録すると優良な非公開求人も紹介してもらえます。役立つコンテンツも豊富で、ぜひチェックされることをおすすめします。

ファーストナビ歯科衛生士詳細ページ

デンタルハッピー

デンタルハッピーは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした転職エージェントです。

歯科業界を専門にクリニック紹介事業をおこなっている株式会社 Dental Happyが運営しています。

求人情報は、院長やスタッフのインタビューなどを交え、職場の雰囲気などの詳細も教えてもらえるので安心です。

キャリア・コーディネーターが、ヒアリングによって転職先を探している人に一番合っていると判断したクリニックを紹介。

見学や1日体験などを通して居心地も確認できるので、ミスマッチのない転職が期待できます。

デンタルハッピー詳細ページ

GUPPY（グッピー）

GUPPY（グッピー）は医療介護福祉関連の求人を紹介する転職サイトで、歯科衛生士の求人も多く掲載されています。

未経験の求人も多く、短時間や土日完全休日など、様々な働き方を選べる転職サービスです。

常勤の正社員以外にも、非常勤や契約社員など、雇用形態も様々です。

会員登録後は、医院への匿名での問い合わせや、採用担当者からのスカウトを受けられるようになります。

グッピー詳細ページ

ジョブメドレー

ジョブメドレーは医療介護求人をメインで取り扱う転職サイトです。

実際に医療介護業界で実務経験のあるコンサルタントが揃っており、転職者の要望を正確にヒアリングできるのが特徴です。

業界内でも求人数が多く、とにかくたくさんの求人を見たいという方におすすめです。

また会員登録後は、無料でキャリアサポートを受けることができ、要望を伝えるだけでぴったりの求人を探して提案してくれます。

ジョブメドレー詳細ページ

クオキャリア

クオキャリアは歯科衛生士・歯科医師に特化した転職エージェントです。

各医院へ直接取材を行っており、職場の雰囲気など正確な情報を把握することができます。

歯科専門で15年以上の運用歴があり、事前見学などにも対応している安心できる転職サービスです。

クオキャリア詳細ページ

マイナビ転職エージェントサーチ

マイナビ転職エージェントサーチは、人材紹介業の大手で知られる株式会社マイナビが運営している、総合型の転職エージェントです。

歯科衛生士の求人や自分に合った転職サイト・転職エージェントを探すときに役立ちます。

ユーザーから注目されている転職エージェントを検索して指名することも可能。

また、会員登録の際にWEB履歴書にプロフィールを入力すると、スカウトのチャンスも増えます。

コンテンツ「転職ノウハウ」は転職に役立つ情報が満載なので、仕事探しの合間にチェックしてみましょう。

マイナビ転職エージェントサーチ詳細ページ

doda

doda（デューダ）は、(株)パーソルキャリアが運営する大手の転職エージェントです。

会員登録の際にWEB履歴書を入力することで、エージェントサービスやスカウトサービスが受けられるようになります。

エージェントサービスは、専門スタッフが会員に合った求人を紹介、さらに履歴書・職務経歴書の書き方や面接のサポート、面接の手続きや交渉などを代行してくれるなど、手厚いサポートが魅力です。

あわせてアプリ版を利用すると、ちょっとした空き時間に効率よく情報をチェックすることができます。

doda詳細ページ

JOB歯科AGENT

JOB歯科エージェントは、歯科医師・歯科衛生士向けの転職エージェント。

東京や埼玉、千葉の歯科医院求人を扱っており、常勤・非常勤の両方を保有しています。

求人広告にはけいさいされていないような、非公開求人も扱っていますよ。

エージェントがスケジュール管理や書類添削、入社後まで手厚くフォローしてくるのが魅力。

「高年収」「週休3日」といったこだわり条件にも対応した求人を保有しているので、幅広い方におすすめです。

歯科衛生士の転職に関する情報コンテンツも満載なので、情報収集にも便利ですよ。

シカカラDH求人

シカカラDH求人は、歯科衛生士の求人・転職支援サービスを展開するサービス。

歯科従事者が選ぶ求人サービスNo.1にも選ばれています。

歯科衛生士専門のキャリアアドバイザーから、サポートを受けられるのが魅力。

歯科業界に関して、専門的な知識を持っているので、他サービスでは手に入れられない情報もあるでしょう。

給与交渉などの面倒な部分もエージェント経由で対応してもらえるのが魅力。

書類添削や面接対策もサポートしてくれるので、歯科衛生士専門のエージェントからサポートを受けたい方におすすめです。

デンタルワーカー

デンタルワーカーは、歯科衛生士専門の転職支援サービス。

専任のアドバイザーが転職活動をサポートしてくれます。

他のサービスより転職者に寄り添っており、「出張面談の実施」や「面接の同行」まで行ってくるのが魅力。

入職後もフォローしてくれるので、サポート力が高くて非常に心強いサービス。

プライバシーマークにも認証されており、個人情報保護の観点からも安心なサービスです。

ハモナビ

ハモナビは、歯科求人専門の情報サイト。

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・受付などの歯医者さん関連の求人を扱っています。

エージェントサポートサービスも扱っており、LINE登録するだけでお仕事探しをサポート。

新卒や第二新卒の方にも対応しているので、若手の歯科衛生士の方にもおすすめ。

サイト内で、応募からメールやり取り、気になる求人のキープなどの便利操作ができるのも魅力。

履歴書もサイト内のツールを使って、簡単につくれますよ。

エリアも全国に対応しているので、地方にお住いの方もサポートを受けられます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、リクルートが運営する総合型の転職エージェント。

業界特化型ではなく、幅広い業界の求人を扱う総合型です。

厳選された非公開求人を10万件以上扱っています。

転職支援実績No.1の転職支援サービスです。

歯科衛生士求人も、公開・非公開の両方を扱っていますよ。

エリアは全国の求人を扱っているので、地方にお住いの方にもおすすめ。

業界特化型との併用サービスとして、利用すると良いでしょう。

総合型なので歯科衛生士求人はそれほど多くありませんが、サポートの手厚さや実績の面では魅力があります。

リクルートエージェント詳細ページ

メディカルリンゲージ

メディカルリンゲージは歯科業界専門の転職サイト・エージェントです。

歯科医師・歯科衛生士の求人を多数掲載しており、全国各地の求人を掲載しています。

ただ都市部の求人の割合が大きいので、首都圏での転職活動を検討している方におすすめのサービスであるといえるでしょう。

インターネット上に公開されている求人だけではなく、非公開求人の取扱いやスカウトを受けられます。

専門のコンサルタントからのサポートも受けられるので、勤務条件や給与待遇の交渉まで対応してもらえます。

細かい条件にも対応しているので、ホワイトニングや矯正歯科などの求人提案も受けられるでしょう。

ライオンコーディアルサポート

ライオンコーディアルサポートは、ライオン株式会社の運営する転職・派遣サイトです。

歯科衛生士としてクリニックに勤務するだけではなく、資格を活かしてライオンや大手企業の求人提案をしてもらえます。

医療系の国内メーカーだけではなく、外資系企業の案件もあり、クリニックだけではなく別のキャリアを検討している歯科衛生士さんにおすすめです。

求人の紹介エリアは東京・千葉・埼玉・神奈川と首都圏に限定されてはいるものの、案件の質の高さは他のサービスに引けを取りません。

正社員求人だけではなく派遣として働く選択肢もあるので、職場復帰の求人探しにも活用出来るでしょう。

デンタルスタイル

デンタルスタイルは、歯科衛生士や歯科医師の求人をメインに取り扱う転職サイト・エージェントです。

全国各地の求人を取り扱っているのも特徴の一つ。

運営企業は歯科関連のメディアを運営しているので、最新の歯科業界の情報も詳しいサービスでう。

求人に応募した後に事前見学や問い合わせにも対応してくれるので、事前に転職先をリサーチしておきたい人におすすめのサービスです。

求人数は他の転職サイトよりも多いわけではありませんが、より専門的な求人を取り扱っていますので気になる方は是非活用してみてください。

リクナビNEXT

リクナビNEXTは全国の求人を取り扱っている転職サイト・エージェントです。

アプリも導入されており、スマートフォンからサクサク求人検索できるメリットもあります。

様々な職種の求人をカバーしていますので、歯科衛生士の求人検索にも活用できます。

専門のコンサルタントによるサポートはありませんが、マイペースに転職活動をしたい方におすすめのサービスであるといえるでしょう。

歯科衛生士専門の転職サイトなら「歯科転職ナビ」もおすすめ！

歯科転職ナビは、歯科衛生士の求人に特化している転職サイトです。

日本最大級の求人数を誇る転職サイトのため、自分にマッチする歯科衛生士の転職先が見つけられるでしょう。

サービスは無料で利用でき、登録後は経験豊富な歯科系の人材コンサルタントにキャリアの相談ができます。

理想の職場や希望の給料、通勤時間、転職先の雰囲気などの情報をもとに、求人を紹介してもらえることがポイントです。

7,000件以上の求人データを活用してもらうことで、自分ひとりで転職するよりも働きやすい職場が見つけられるでしょう。

内定後の勤務開始から職場に慣れるまでのサポートが受けられることも、歯科転職ナビのメリットです。

求人紹介では人材を募集している医院の雰囲気だけでなく、給与の詳細や研修体制もくわしく教えてもらえます。

インターネットに公開されていない歯科の非公開求人も多いため、効率的な転職活動が可能です。

面接前に歯科専属のコーディネーターからアドバイスが受けられるので、転職先に合ったベストな対策が取れます。

歯科衛生士だけでなく歯科助手や歯科医師の転職支援や就職相談サービスも手厚く、スピーディーな転職活動が行えるでしょう。

キャリアや仕事の状況を客観的に判断してもらえるため、転職するか悩んでいる人にもおすすめのサイトです。

歯科転職ナビ公式サイト

歯科衛生士の転職サイト活用のコツ5選

歯科衛生士が転職サイトを使う際は、選び方や活用の方法に気をつけましょう。

効率よく新しい仕事を探すためには、複数の転職サイトの並行利用もおすすめです。

どのようなサポートが受けられるのかチェックし、転職サービスを使い分けても良いでしょう。

歯科衛生士に向けて転職サイト活用のコツをまとめました。

1.求人数が多く質がいい転職サイトを選ぶ

転職サイトは、求人数が豊富でレベルの高いものを活用しましょう。

ただ求人検索ができるだけの転職サイトは、施設の質が確認できません。

求人掲載されているからといって仕事の信頼性が保証されているわけではないので、注意してください。

転職エージェントサービスを活用すれば、よりレベルの高い歯科への転職が可能です。

いい歯科へ転職成功するためにも、企業がお金を払って求人を掲載する転職サイトの活用をおすすめします。

2.転職サポートが丁寧なサービスを選ぶ

転職を有利に進めたい場合、サポートが丁寧なサービスを選びましょう。

書類添削や模擬面接など、新しい仕事に転職するための支援が豊富なサイトがおすすめです。

専任のエージェントがつけば、転職の目標について適切なアドバイスやスキルの判断が受けられるでしょう。

転職サポートが受けられないサイトは、あくまで求人検索ができるシステムと考えてください。

転職サイトと一口に言っても、必ずしもエージェントからサポートが受けられるとは限りません。

3.働きたいエリアに対応しているかチェック

転職サイトが自分が働きたいエリアに対応しているか、登録前にチェックしてください。

都市部以外での転職を考えている歯科衛生士は、地方向けの求人がある程度記載されているサイトを選びましょう。

希望する勤務地の求人数が極端に少ない転職サイトは、対応エリアで紹介してもらえる仕事が偏っている可能性があります。

働きたい場所の歯科衛生士の求人数を確認し、転職サイトを活用してください。

4.転職の準備は丁寧に行う

転職の準備は丁寧に行いましょう。

自分が発揮できるスキルを棚卸ししたり、転職の目標を洗い出したり、準備に時間をかけることが重要です。

転職先の研究だけでなく、自分が転職で何を目標とするのかよく考えてください。

待遇で譲れないものや、仕事内容や働きやすさはどんな部分を重視するか、転職先に望む条件を書き出すことが重要です。

転職先に望む条件は優先順位をつけることで、自分の転職活動の軸が確認できます。

5.複数の転職サイトを活用

歯科衛生士の転職は、複数のサイト・サービスを活用しましょう。

ひとつのエージェントだけに絞らずに、複数の転職サイトを利用することで効率的な活用ができます。

エージェント登録後は、担当のエージェントに複数利用を伝えてください。

他に登録している転職エージェントを知らせることで、求人の紹介や対応の優先度がアップすることがあります。

複数の転職サイトから有利なサポートが受けられるので、転職成功の確率が向上するでしょう。

歯科衛生士が転職サイトを使うメリット

衛生士が転職サイトを活用するメリットは、以下があります。

• 転職に有利なコンテンツが無料でチェックできる
• 非公開求人を紹介してもらえる

それぞれのメリットを確認しましょう。

転職に有利なコンテンツが無料でチェックできる

転職サイトを活用すれば、歯科衛生士の転職に有利な情報が無料で手に入ります。

大手転職サイトでは、転職のノウハウや求められるスキルについてコンテンツが作成されていることがあるのでチェックしましょう。

業界の方向性や最新情報など、転職成功の効果がある情報がチェックできるため、自己PR作成や転職先の勉強に役立つでしょう。

転職は新しいスキルや情報に強い人材が優遇されるため、最新情報が手に入る環境が有利です。

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントでは、各企業で非公開求人を保有している可能性が高いです。

その企業でしか紹介できない求人情報は、待遇が良く人気が高いため一般公開を避けている傾向があります。

転職エージェントに登録すれば非公開求人を紹介してもらえるため、条件の良い仕事に出会えるでしょう。

自分ひとりで新しい仕事を探すよりも効率的に転職先がチェックできることは、転職サイト・エージェントのメリットです。

歯科衛生士が転職サイトを使うデメリット

歯科衛生士が転職サイトを使うことで、考えられるデメリットを紹介します。

転職サイト登録後に不安を感じたら、ほかのエージェントに相談することも考えましょう。

早い段階で解決できれば、転職活動で感じる不安を避けられます。

アドバイザーと相性が合わないことがある

転職サイトのアドバイザーと、相性が合わない恐れがあります。

転職サイトのアドバイザーは成約によって、報酬や給料の額がアップするので転職成功を進めなくてはなりません。

方向性や仕事への考えがマッチしていれば問題ありませんが、向いていない転職先を進めるアドバイザーもいるので注意してください。

スキルや条件にマッチしない仕事を紹介された場合は、担当のアドバイザー変更を申し出ましょう。

アドバイザーが変更した後も同じような状況が続くエージェントは、利用自体をおすすめしません。

思うように活動できない場合、ほかの転職エージェントの活用を考えてください。

転職サイトによって求人のレベルが異なる

歯科衛生士に限ったことではありませんが、転職サイトによって求人のレベルが異なります。

求人を掲載しているだけのものから、ハイクラスへの転職を丁寧にサポートしてくれるサービスまで、転職サイトの質に差があります。

転職サイトによってサポートの質も大きく異なるので、自分にマッチする仕事を見つけられるものを活用してください。

歯科衛生士に必要な資格・条件

歯科衛生士になるには、国家資格の歯科衛生士免許証を取得する必要があります。

それには、高校卒業後に厚生労働省から指定されている、短期大学、大学、専門学校といった歯科衛生士養成機関で専門知識や技術を学び、卒業することで歯科衛生士国家試験の受験資格を取得しなければなりません。

かつての修業年限が2年以上でしたが、歯科衛生士学校養成所指定規則の改正により、3年以上に切り替わっています。

卒業後は、毎年3月に実施される国家試験を受け、合格して歯科衛生士名簿に登録されることで歯科衛生士免許証が得られます。

なお、厚生労働省によると、平成31年におこなわれた歯科衛生士国家試験の合格率は約96％でした。

資格がなければ就職・転職できない職業ですが、歯科衛生士養成機関を経て受験した方は、ほぼ全員が歯科衛生士への道を獲得していることになります。

歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士の仕事内容は、主に歯科診療所や病院に勤務し、歯科医師の指示のもとに歯科治療の補助をおこなうことです。

歯科衛生士法により、歯科衛生士は「歯科予防処置」「歯科診察補助」「歯科保健指導」の3つの業務に従事することが定められています。

歯科衛生士は、歯科疾患の治療に携わるだけでなく、歯科疾患を予防すること、口腔衛生を向上させるためサポートをおこなう役割もあります。

近年は、歯と口腔の健康が全身の健康と深く関連していることが知られるようになり、多くの人が歯と口腔の健康管理に関心を持つようになりました。

それに伴い、歯科衛生士の専門知識と技術のニーズが高まってきています。歯科衛生士の仕事は、患者さんの全身の健康をサポートすることにつながっているのです。

歯科診察の補助とはどのような仕事？

患者さんの横で歯科医師の診察を補助するのが歯科衛生士の役割です。

歯科診察は、ほかの診療科の医師と看護師のように「チーム医療」によって進められます。

歯科衛生士は、チームの中心となって治療をおこなう歯科医師の指示に従い、歯科医師がスムーズに治療できるよう治療器具を渡したり器具を適切に管理したりしなければなりません。

治療の一部を担当することもあります。同時に、緊張をほぐしたり歯科医師と患者さんのコミュニケーションを潤滑にしたりするため、常に患者さんの状態に気を配ることも求められます。似た職種に歯科助手がありますが、歯科衛生士は患者さんの口腔に触れることができません。その点が国家資格を必要としない歯科助手との大きな違いです。

歯科予防処置、歯科保健指導とはどのような仕事？

歯科衛生士は、歯を失う原因となるむし歯と歯周病を予防する処置を担当しています。

具体的には、むし歯を予防するフッ化物を歯に塗布する、機械的歯面清掃によってむし歯や歯周病の原因となるプラーク（歯垢）や歯石を除去する、といった仕事をおこないます。

また、幼児から高齢者、健康な人や病気のある人を含めた、あらゆる人に歯科保健指導をおこなうのも歯科衛生士の役割です。

クリニックを受診した患者さんに正しいブラッシング法を指導するだけでなく、施設や保健所などで歯と口腔の清掃法を指導したり、要介護の高齢者等を訪問して口腔ケアをおこなったりすることもあります。

高齢者が増えていることから、食育のサポートや摂食・嚥下機能の訓練なども歯科衛生士の仕事として、ニーズが高まってきています。

歯科衛生士の仕事はきつい？

歯科衛生士の仕事で「きつい」と言われているところは、職場によっても異なりますが、限られた空間で働くことから人間関係の悩みが起こりやすい点が挙げられます。

クリニックは比較的小さな職場で毎日同じメンバーと顔を合わせて働くことが多いため、気の合わない人がいるとどうしてもぎくしゃくしやすいのです。

また、患者さんと接する仕事なのでコミュニケーション能力が求められ、接客業と同様に気を使うことも多くなります。

時には「待ち時間が長い」「治療が痛い」などのクレームを受け付けることもあり、ストレスを感じるかもしれません。

また、歯科では感染症を予防するために衛生管理は徹底しなければなりません。そのため、設備や器具の消毒や処理には神経を使います。

歯科衛生士の年収事情

歯科衛生士の年収は、勤務先、雇用形態、年齢などによってもまちまちです。

歯科クリニックや病院に勤務している歯科衛生士の給料は、基本給に残業手当や資格手当がついたものがほとんどで、収入の決まり方は、勤務先の事業形態や歯科衛生士のキャリアによっても異なってきます。

歯科衛生士の収入は特別に高いわけではありません。これは歯科衛生士に女性が多いことが影響しています。

ただ、国家資格がなくてもなれる歯科助手の平均年収が250万～300万円とされ、似ている職業でも国家資格が強みとなる歯科衛生士は、それだけ収入にも差がついていることがうかがえます。

正社員、パートと働き方が選べ、女性も長く働きやすいので、キャリアを積むことで収入アップが期待できるでしょう。

歯科衛生士の平均月収・時給

歯科衛生士の平均月収は約25万円とされていますが、年齢、雇用形態、勤務先の事業形態などによっても人それぞれ異なります。

それ以外に、各クリニックによって手当のつけ方の条件が異なるため、勤務先ごとに月収の差が出ることもあります。

歯科衛生士は女性が多く、パートやアルバイトで働いている人が多いのが特徴で、パートやアルバイトの場合は、時給は900～1500円が相場です。

歯科衛生士の月収はずば抜けて高いわけではありませんが、雇用形態が選べるので結婚や育児を経てもスムーズに働けるところが魅力です。

また資格やスキルの取得が奨励されているため、キャリアを積むことで高度な専門スキルを身につけると収入アップも期待できるようになります。

歯科衛生士の年収

デンタルハッピーの調べによると、歯科衛生士の平均年収は約340万円ということがわかっていますが、年代によっても異なります。

さらに、キャリアを積んだ歯科衛生士は400万円以上の収入も可能です。

歯科衛生士の年間賞与の平均額は約37万円とされますが、各クリニックで賞与の有無やつけ方の条件が一定ではないため、一概に平均年収はこのとおりとは言えません。

もちろん、同じ職場で働き続けてキャリアを積むことで昇給を狙うこともできますが、現在の年収に不満のある方は、より給与の条件が良いクリニックへ転職することもおすすめします。

歯科衛生士はどんな人に向いている？

歯科治療では患者さんの健康を預かっているので事故は許されません。

そのため、チーム医療のメンバーとして患者さんの健康を預かる歯科衛生士は歯科医師同様に強い責任感が求められます。

また、歯や口腔の治療補助や機械的歯面清掃は非常に細かい作業で正確さが求められるので、丁寧さ、ち密さも必要です。歯科衛生士は、人柄も重要です。職場のスタッフが連携してスムーズに仕事ができるよう、協調性のある人が適しています。

また、患者さんと歯科医師の間を取り持つ役割があるので、コミュニケーション能力や患者さんに安心感を与えるやさしさのある人が適しています。

医療技術や設備は常に進歩しており、新しく覚えなければならない知識も次々と出てくるので、学ぶ姿勢や向上心もほしいところです。

歯科衛生士への転職は難しい？

歯科衛生士になるには歯科衛生士免許証が必要なので、資格を持っておらず他の職種から転職する場合は、まず専門学校などの歯科衛生士養成機関で3年以上学ぶところから始めなければなりません。

働きながら通学できる夜間の専門学校もあるので、社会人の方も転職することは可能ですが最低3年以上の時間はかかります。

一方、すでに歯科衛生士免許証を取得している方、歯科衛生士になったことのある方は比較的スムーズに転職することができるでしょう。

歯科衛生士のニーズは高まってきており、実際に歯科衛生士として働いている人の数も年々増加傾向にあります。

転職を思い立ったら早めに転職活動をおこない、転職サイトや転職エージェントの求人情報をチェックされるとよいでしょう。

歯科衛生士へ転職した人たちの口コミ・評判

歯科衛生士は転職サイトを使って成功に近づこう

歯科衛生士に限ったことではありませんが、転職サイトを使って活動すると効率的に新しい仕事が見つかります。

専門職である歯科衛生士の転職は、業界の動向だけでなく地域性にも左右されるでしょう。

転職サイトは、自分のレベルに合った求人が多数掲載されているものを活用してください。

歯科衛生士の転職で考えられる質問を紹介

歯科衛生士の転職で面接まで進んだ際は、自分の意欲やアピールを最大限に伝えましょう。

転職先から質問を受けた場合も、自信を持って明るく答えることが重要です。

ポジティブな言葉を伝えて「一緒に働きたい」と思ってもらえるような人材であることを、PRしてください。

歯科衛生士の面接で考えられる、転職先からの質問をまとめました。

前職の退職理由はポジティブな内容で

前の仕事の退職理由は、ポジティブな内容で前向きに答えましょう。

人間関係や業務の忙しさが原因で退職を決めた場合も、ネガティブな理由となるので伝えることは避けてください。

「クリニックの業務に対応できないかもしれない」「すぐに辞めてしまうのではないか」といった感想を与えないためにも、明るい退職理由を伝えるとベストです。

転職先への志望動機は入社の意欲を証明

転職先への志望動機は、採用担当者から入社の意欲が確認されます。

クリニックの理念や特徴を公式ホームページから確認して、働きたい理由を伝えましょう。

そのクリニックでしかできない仕事を、志望動機に含めると魅力的な内容になります。

待遇や勤務時間を志望動機として伝えると「条件が良い求人が出たら転職する」と考えられてしまうので、避けてください。

長所と短所は仕事の内容を含めて伝える

自分の長所と短所を聞かれたら、仕事の内容を含めて伝えましょう。

クリニックは仕事への適性はあるか、トラブルメーカーにならないかといったことを懸念しています。

コミュニケーションやチームワークが取れることを前提に、どのように貢献できるのか自分の長所を説明してください。

短所は「コミュニケーションが苦手」といったクリニックの対応に致命的となることは、伝える必要はありません。

短所をどのように克服する努力をしているのか、問題解決力を証明しましょう。

転職先への逆質問で積極性をPR

「何か質問はありますか」といった逆質問は、意欲や積極性をチェックするために転職先から尋ねられます。

詳しく知りたいことがなくても「特にありません」といった回答は避けましょう。

長い間働き続けるためにも疑問に思ったことは、積極的に質問してください。

入社後の具体的な業務について、すでに働いているメンバーの勉強方法など、仕事への意欲が証明できる質問がベストです。

歯科衛生士は転職サイトを使って成功に近づこう

歯科衛生士に限ったことではありませんが、転職サイトを使って活動すると効率的に新しい仕事が見つかります。

専門職である歯科衛生士の転職は、業界の動向だけでなく地域性にも左右されるでしょう。

転職サイトは、自分のレベルに合った求人が多数掲載されているものを活用してください。