転職の際に頼りになる転職エージェントと転職サイトですが、「担当者からの電話がしつこい」という噂があり使うかどうかを躊躇している方も多いです。
実際に転職エージェントや転職サイトから、何度もしつこく電話がかかってくるのか?かかってくるとすれば理由は?対処方法は?と気になる方も多いでしょう。
転職に欠かせないツールを使いこなすためにも、そんな気になる情報をチェックしてみました。
目次
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトと転職エージェントは「呼び方が違うだけ」と思ってはいませんか?実はこの2つはサービス内容に大きな違いがあるんです。
転職エージェントは専属のアドバイザーが付き希望やキャリアに合った企業を紹介してくれます。
面接の段取りなど様々手助けをしてくれますので、忙しい方にとっても大変頼りになります。
対して転職サイトの場合は、サイト上の検索機能などを使って情報を自分で調べ、良さそうな企業を見つけるところから始まります。
気になる企業に申し込みを行い面接を受けるのも、自分で段取りを行う必要があります。
担当者に大部分を任せて仕事を紹介して貰うのが転職エージェント。
自ら仕事探しを行い、自分で手続きをするのが転職サイトという風にイメージするとわかりやすいかも知れませんね。
転職エージェントと転職サイトの違いを解説!どちらを利用すべき?
電話のしつこい転職サイト・エージェントは多い?
サービス内容の違いもあり転職サイトからはあまり電話はかかってきませんが、看護師転職サイトの様なある業種に特化した転職サイトの場合はサイトから電話がかかってくることもある様です。
転職エージェントの場合はと言うと、電話による連絡は頻度に違いはあれども度々行われます。
人によって感じ方は様々ですが、毎日の様に連絡があったという方も決して少なくはありません。
特に職場を紹介してもらうことになる転職エージェントの場合は、全く連絡がないとすると転職先も見つかりません。
でも転職をするということは現在働いているわけですから、勤務中にあまり頻繁に電話がかかってくるのも困りますよね。
転職サイト・エージェントがしつこく電話をしてくる理由
担当者が何度もしつこく電話をしてくるにはもちろん理由が存在します。
まず転職を斡旋する側はみなさんが企業に就職することで「年収の数%にあたる額」を報酬として受け取っているということをご理解ください。
つまり「紹介する企業に興味を持ってもらい申し込みを行う様に薦める」というのは、報酬を受け取るための第一段階として絶対に必要な行為なのです。
それらの斡旋をメールによって行う転職エージェントも無いわけでは無いのですが、レスポンスや具体的な情報を伝えたり手応えを感じ取るには電話が1番効果的です。
ですから、電話をゼロにすることは難しくなります。
そしてこれから説明する理由によって頻度が増加し、電話を受ける側からすると「しつこい」と思われてしまうことがあるんです。
担当者のノルマが厳しい
転職エージェントでは担当者に対してノルマを設定している場合が多く、ノルマ達成の為にしつこい電話をかけざるを得ない状況であるということが考えられます。
「それでしつこいと思われたら意味がないのでは?」と思われるかも知れませんがノルマにも色々な項目があり、内定人数だけでなく、書類の応募数や面談を受けた人数の他、メールや電話によって転職希望者に対してのアクションを起こした回数ですらノルマで設定されているという話もあります。
そのノルマを達成するために「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という考えで電話をかけまくり、しつこく思われてしまうエージェントもいるのが実際です。
毎月同じ様な時期になると電話の回数が増えるのなら、ノルマの締め日に対して焦っているのかも知れませんね。
担当者との温度感が違い過ぎる
転職サイト・エージェントの連絡がしつこい原因として、担当者とみなさんの温度感が異なることが挙げられます。
サイト利用中の担当者との連絡は頻繁に行うことが多いですが、特に頻繁に連絡をしてくる担当者もいます。
仕事中にもかかってくることがあり、熱心過ぎて対応が面倒くさくなることもあるでしょう。
担当者と野温度感がある場合、逆に冷めてしまうこともあるので、注意が必要です。
クライアントの企業から急かされている
斡旋元はクライアントの企業からの依頼で求人を行っているわけですが、思う様に就職希望者が集まらない場合はクライアントから「早くして欲しい」と急かされることがあります。
もしその要望に応えられなかった場合には、以降そのクライアントからの依頼が無くなってしまう危険性もあります。
そうならない為には急いで人選を行い申し込みを行ってもらわなくてはいけませんが、求められていない人が申込んでも逆効果になりかねません。
その様な場合には「条件を満たしている人材」に対して、しつこいアプローチを行ってしまうのです。
他社に取られたくない
大変優秀な人材を企業に対して紹介することができたとすると、担当者含め転職エージェントの株は上がります。
そして繰り返し優秀な人材を紹介することができれば、継続的に依頼を受けることができますし評判も良くなり求人の集まりも良くなっていきます。
ですが、もし他社がそうなった場合は自分たちの元へ集まる求人が少なくなっていくことに繋がります。
つまり転職業界でも優秀な人材の奪い合いが起きているんです。
キャリア・取得済み資格などで明らかに目立っている方に対しては、他社に奪われまいとして頻繁に連絡を取り囲い込みを行うとしてくるわけです。
本当におすすめの求人を見つけた
これは大変ありがたく本来ならとても歓迎すべきことなのですが、「あなたにピッタリの求人」を見つけた場合には担当者からの電話も多くなってしまいます。
担当者からすれば優しさでもありますし、申し込んでもらえれば採用される確率も高くチャンスを逃したくない気持ちもわかります。
ですが、その情熱も度が過ぎれば迷惑となり逆に面倒に感じられてしまうことがあるんです。
このパターンは多くはありませんが実際好条件であることが多いので、みなさんもチャンスを逃さない様に企業の情報くらいは聞いておいてくださいね。
あなたに好意を抱いている
ある意味でゾッとする気持ちになってしまうかも知れないのですが、「個人的な感情がある」場合にもしつこい連絡があるかも知れません。
簡単に言えば「あなたに対して好意を抱いている」ということですが、こんな時には行き過ぎた対応になってしまう可能性は否定できません。
プライベートな部分にまで踏み込んで鑑賞して来ていると感じたら、自ら一歩引いて適度な距離感を保つようにしなければいけませんね。
しつこい電話は無視しても大丈夫?
しつこい電話連絡というのは大きなストレスになります。
それが勤務中だったりすると周りの目も気になりますし、幾ら現職に不満があっての転職だとしても周りから怪しまれて良いことはないはずです。
もちろん電話に出にくいタイミングなら無理して対応する必要は無いのですが、毎度無視するというのは避けるべきです。
何故なら電話をかけてくる相手も人間ですので、毎度無視されていては良い気はしませんし「転職する意思がない」と斡旋を他の人より後回しにされてしまっても不思議はありません。
その転職エージェントとの関係を断ち切るつもりでも無いのであれば、ずっと無視するのはおすすめできる方法ではありませんね。
電話がしつこいときの対処法
「電話がしつこい」と感じた時には、無視ではなく電話の頻度を減らしてもらえる方法を考えましょう。
連絡自体を断ち切ってしまっては転職に関する情報が入ってこなくなり本末転倒となってしまいます。
必要な情報を最低限の回数で得ることができるのが理想の形ですよね?
その為に「しつこく感じてしまう担当者」に対して、みなさんができることとやるべきことをお教えします!
担当者に電話・メールを控えるよう伝える
1番単純で効果も高いのは連絡の頻度を減らして欲しいと担当者に直接伝えることです。
「仕事中の電話は上司や同僚から怪しまれるので困ります」の様にきちんと理由も説明すれば、効果的です。
それが言いにくいと感じるのならば、サポートデスクの様な所に電話なりメールなりをして状況を伝えるという方法もあります。
ですが、それだと担当者の立場が悪くなることもありますので、直接伝えるほうがお互いの関係性を壊さずに済むはずですよ。
良かれと思い連絡をしてくれている相手に対して言いづらい話かも知れませんが、最初に行うべき方法です。
また連絡方法がメールだけならば受信アドレスを普段使わないアドレスに変えたり、迷惑メール設定して不要なメールを受け取らない様にするという方法もありますよ。
希望条件を絞る、明確に伝える
電話がたくさんかかってくる理由が「おすすめの案件が多数ある」からだとすれば、希望条件を絞ったり具体的な条件を提示してみてはどうでしょうか?
条件にかかる案件の数が少なくなれば、それだけ電話の回数も少なくなるかも知れません。
同じ企業に対して推薦を何度も行ってくるとすれば効果は期待できませんが、「毎回色んな企業を紹介してくれる」のであれば状況は変わる可能性があります。
担当者を変えてもらうよう伝える
こちらから要望を出しても何も改善されないとすると、電話が多い理由は担当者との相性の悪さと考えられます。
相手側からするとしつこいとは全く思えない、何を言われても聞こうという意思がないとすれば付き合うのも時間も無駄でストレスばかりが溜まってしまいます。
さらに、相性の悪い担当者からの紹介された企業だと乗り気になれないかも知れません。
そんなことで優良企業への就職を逃したとしたら、あまりに勿体無いですよね。
それなら思い切って担当を変えてもらってしまいましょう!
サポートデスクなどに問い合わせを行い希望を伝えれば、担当を変えてもらうのは難しくはありません。
直接担当に言うのはさすがに気が引けると思いますが、サポートデスクに言うのであれば何ら問題はありませんよ。
担当を変更すべき?信用できない転職エージェントの特徴を紹介!
解約をして他社へ乗り換える
担当者を変えてくれない・担当者が変わったのに何も状況が変わらないとすれば、これはもう登録している会社自体の体質に問題があると判断するしかありません。
こんな時の対処方法はただ1つだけです。さっさと解約して他社に乗り換えてしまいましょう!
残念ですが全ての転職エージェントや転職サイトが優良な場所とは限りません。
違和感を感じたのなら乗り換えてしまうのも早く良い企業へ転職するためには必要な行動です。
転職エージェントからの紹介の上手な断り方!無視・放置は絶対やめよう!
転職エージェントのメール連絡がしつこいなら配信停止も視野に入れよう
転職エージェントの連絡がしつこいのには、メールの頻度が高いことも含まれるでしょう。
メールの頻度が高いサービスの場合、配信停止を視野に入れることもおすすめします。
定期的に新しいコンテンツや最新求人を配信してくれるにしろ、配信自体が面倒に感じているのであれば、すぐに変更したほうがいいでしょう。
普段から使用しているキャリアメールで登録していると、あまりの連絡の多さに必要な情報が手に入らないこともあります。
もしも連絡で圧迫されているのであれば、配信停止を依頼したり、他の方法での連絡を依頼しましょう。
電話連絡がしつこくないと評判の転職エージェント
doda
dodaは求職者担当と企業担当のコンサルタントが分かれているため、担当コンサルタントが100%自分の味方になってくれる転職サービスです。
電話連絡のしつこい転職エージェントの中には、企業側の要望を重視しすぎるあまり、条件にあった求職者には無理に転職を勧めるケースは少なくありません。
dodaでは担当者があなたの要望や働き方を把握し、適切な転職サポートを行ってくれると評判です。
ビズリーチ
ビズリーチではスカウト機能メインで転職活動を行うため、登録後いきなり何度も電話が掛かってくるようなことはありません。
届いたスカウトメールの中から、興味のある求人やヘッドハンターとのみ連絡を取ればいいので、あまり転職エージェントと連絡を取りたくない方にもおすすめです。
基本的に年収600万円以上の求人がメインとなるので、今よりもキャリアアップをしたい方におすすめです。
働きながらの転職にはエージェントがおすすめ
転職エージェントからしつこい電話はあるかも知れませんが、実際に働きながら転職先を探すには大変頼りになる存在であることは間違いありません。
前もって「頻繁に電話がかかってくる可能性がある」と知っていれば心構えが出来ますし、その理由や対処方法がわかっていれば大きなストレスを感じずに済むはずです。
ご自身のキャリアや資格を最大限評価している企業を自分で探すのは難しいことですが、転職エージェントに任せれば難しいことではなくなります。
キャリアップを目指した転職を希望するなら、転職エージェントのことをよく知ってから活用を検討してみてくださいね。