本気で転職したいなら、複数の転職サイト・エージェントを掛け持ちすることをおすすめします。
複数の転職サイトに登録するのはルール違反なのでは?と感じるかもしれませんが、掛け持ちは法律はもちろん、利用規約にも引っかからないのでご安心ください。
1社だけ登録するよりも、複数社に登録している人の方が、断然転職に成功する確率は高くなります。
しかし何も考えずに複数の転職サイトへ登録しても、ただ混乱を招くだけなので注意しましょう。
今回は複数の転職サイトを掛け持ちする際の注意点と、複数登録するメリット・デメリットを解説していきます。
目次
転職サイト・エージェントを掛け持ちする際の注意点
- 担当者にはあらかじめ伝えておくこと
- 同じ求人に違うサイトから重複応募しないこと
- 連絡・報告・スケジュールの管理を徹底すること
複数の転職サイト・エージェントを掛け持ちする際には、上記3つのポイントに注意しましょう!
担当者にはあらかじめ伝えておくこと
担当者には内緒で掛け持ちしてもバレることはありませんが、あらかじめ他社にも登録していることは伝えておいた方が後々楽になります。
たとえば他社ですでに紹介を受けている企業をおすすめされたとき、掛け持ちを内緒にしていると断りにくいですよね?
「いや、この会社はちょっと…」と曖昧な理由で断っていると、「こういう会社は好きじゃないのか…」と誤解され、今後紹介される求人にどんどんズレが生じてしまいます。
あらかじめ複数の転職サイトに登録していると伝えていれば、「この案件はもう紹介してもらっています」と一言で簡単に断ることができます。
もちろん複数のサイトに掛け持ちされるのは、担当者として喜ばしい状況ではありませんが、相手もプロなので転職で不利になるようなことはないのでご安心ください。
同じ求人に違うサイトから重複応募しないこと
同じ求人に複数の転職サイトから応募をすると、企業側が混乱してしまうので絶対に気を付けてください。
またどちらの紹介になるのか、転職サイト同士でもトラブルの火種となり、担当者からの信頼を大きく損ねることになります。
企業としても利用している転職サイトの管理もできない人材は、採用したいとは思わないでしょう。
そのため無暗に転職サービスへ登録するのではなく、掛け持ちするにしてもある程度数を絞ることが大切です。
また応募した企業はしっかりと記録に残し、重複応募しないように注意しましょう。
連絡・報告・スケジュールの管理を徹底すること
複数の転職サイトに登録すると、一日中電話やメールが届くことになり、連絡や報告が煩雑化してしまいます。
またいろいろな媒体から応募していると、担当者の方でスケジュールを一括管理できないので、うっかり面接日を忘れていた…というケースもあります。
そのため複数の転職サイト・エージェントを利用する際には、自分ですべての予定を管理する能力が求められます。
また担当者からの連絡を無視していると、「転職する気はないのかな…」と判断されてしまうので、連絡もこまめに返すようにしましょう。
転職サイト・エージェントを掛け持ちするメリット
では上記のような苦労をしてまで、転職サイトやエージェントを掛け持ちするメリットは何なのでしょうか。
- 複数のサイトの非公開求人独占案件をチェックできる
- 複数のエージェントの意見を訊くことができる
- 自分に合うエージェントを探しやすい
- 競争が生まれて担当者のやる気が上がるかも?
ここからは転職サイト・エージェントを複数登録するメリットを解説していきます。
複数のサイトの非公開求人独占案件をチェックできる
転職サイトに複数登録する一番のメリットは、それぞれのサイトが抱えている非公開求人・独占求人を紹介してもらえる点です。
転職サイトにはそれぞれ、自社でしか紹介していない非公開求人や独占求人を抱えています。
公開求人にすると応募が殺到するため、企業側からの要望で、マッチングした人にしか紹介しないようにしているのです。
転職サイト側も他社との差別化を図るため、独自に大手企業と契約を結ぶこともあります。
これらの求人は実際に登録をして、エージェントのヒアリングを経てからでしか紹介してもらえません。
そのためA社では理想の求人は見つからなかったけど、B社とC社なら見つかった!というケースは珍しくありません。
複数のエージェントの意見を訊くことができる
複数の転職エージェントから意見を訊けるのも大きなメリットです。
転職にはこれといった正解はなく、どんな職場が適しているかは人によってそれぞれです。
そのため一人の意見だけでなく、なるべく多くのエージェントから意見を訊いた方が、幅広い選択肢を持つことができます。
今の会社は辞めたいけれど、自分が今度どんなキャリアを進むべきか判断できないという方は、複数のエージェントから話を聞くのとをおすすめします。
自分に合うエージェントを探しやすい
複数のエージェントを比較することで、あなたに合った担当者を見つけやすいのもメリットです。
1社にしか登録していない場合、比較対象がいないので、多少不服な点があっても「こんなものか…」と我慢するしかありません。
それでは「ハズレ」エージェントに当たってしまうリスクがあります。
複数のエージェントと接触することで、「この人は信頼できる」「この担当者じゃちょっと不安」と、自分のあったベストな選択ができるでしょう。
特に中途採用では、転職エージェントの質が結果に与える影響は大きいです。
初めて転職サービスを利用する人は特に、複数の転職サイト・エージェントへ登録することをおすすめします。
競争が生まれて担当者のやる気が上がるかも?
他社にも登録していることを伝えると、他社に契約を取られるわけにはいかない、と担当者のやる気に火が付くこともあります。
転職サイトやエージェントは、ユーザーからお金を取っていないので、自社の紹介を通して採用してもらわなければ、報酬を貰うことはできません。
そのため絶対に自社で転職を決めてもらうと、担当者から積極的にサポートしてもらえる可能性もあります。
しかし担当者によっては、逆にやる気をなくす可能性もあるので見極めが必要です。
転職サイト・エージェントを掛け持ちするデメリット
- メールと電話が一日鳴り止まなくなる
- スケジュール管理はすべて自分でやらなければならない
- 情報が多いことで迷ってしまうケースもある
- 担当者のやる気がなくなるリスクも
ここからは転職サイト・エージェントを掛け持ちした際のデメリットを紹介します。
メールと電話が一日鳴り止まなくなる
転職サイトやエージェントは、登録した分だけ連絡は増えることになります。
1社だけでも求人の紹介は、メールで1日2~3件、電話の2~3日に一回は掛かってきます。
特に登録直後は連絡回数も多くなるので、一気に複数の転職サイトへ登録すると、対応するだけで一日終わってしまうような状況になります。
あまりにも連絡がしつこいようなら、「最低限の連絡に抑えて欲しい」と要望を伝えると、電話連絡は少なくなるので早めに相談するようにしましょう。
スケジュール管理はすべて自分でやらなければならない
1社であれば担当者がすべての予定を把握しているので、面接の準備から日程の調整まですべてサポートしてくれます。
しかし複数の転職サイトを利用していると、自分ですべてのスケジュールを管理しなければならないので要注意です。
特に働きながら転職活動を進めていく場合、土日・休日に面接が集中するため、時間管理はかなりシビアになります。
転職先が決まるまではしばらく過酷な状況が続くと覚悟しておきましょう。
情報が多いことで迷ってしまうケースもある
複数の転職サイトへ登録すると、大量の求人や情報が舞い込んでくるので、人によっては迷いが生じるかもしれません。
転職は今後の人生を大きく左右する決断となるので、選択肢が多いと判断にも迷いが生まれます。
そのため迷ったときには、本当に信頼できる担当者の意見を尊重することをおすすめします。
また家族と相談しながら、様々な角度から検討するようにしましょう。
担当者のやる気がなくなるリスクも
別の転職サイト・エージェントへ登録していると伝えると、担当者のやる気がなくなってしまうリスクもあります。
先ほども説明した通り、転職エージェントは人材を紹介することで企業から報酬を受け取っています。
そのため他社に契約を取られるかもしれない人材よりも、自社にしか登録していないユーザーに集中したい、と考える担当者もいるかもしれません。
しかし最近では複数の転職サイトへ登録するのが基本となっているので、他者に登録していうと伝えただけで、むげにされる可能性は低いと考えていいでしょう。
しかし登録している数が多すぎると、勝ち目がないと判断され、担当者の熱が冷めてしまう可能性もあるので伝え方にはご注意ください。
大手転職サイトと特化型転職サイトの掛け持ちがおすすめ!
複数の転職サイトに登録するのであれば、求人数が多く、独占求人の多い大手転職サイトと、業界に特化した転職サイトの登録をおすすめします。
大手転職サイトは他社には掲載されていない非公開求人が多く、優良な待遇のお宝求人が隠されている可能性が高いです。
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みなさんの転職がうまくいくことを、心からお祈りしております!