企業のDX化が進む中で、DXエンジニアの需要も高まっています。
ただ需要が高いからと言って、誰でもDXエンジニアとして活躍できるというわけではありません。
求められるDXエンジニアになるためには、さまざまなスキルや資格を取得しておく必要があります。
どのようなスキルや資格があれば市場価値が上がるのか、それをこの記事で紹介します。
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目次
DXエンジニアに求められるスキル
DXエンジニアを目指すうえで、スキルを身につけておくことは非常に重要です。
技術的なスキルは、入社後の勉強で身に着けていくことは可能ですが、それ以外にもコンピテンシーと呼ばれる行動特性でも身につけておくべきものがあります。
このようなスキルは、転職する前にも身に着けられるため、求められるものを知っておくことが大切なのです。
求められるスキル＝DXエンジニアに必要なスキルのため、しっかり把握して転職に役立てられるようにしましょう。
ここでは、DXエンジニアに求められるスキルについて解説します。
課題設定力
DXエンジニアは、企業の課題を洗い出しDX・ITの技術を用いて解決する仕事です。
そのためまずは課題を洗い出すスキル「課題設定力」が必要となります。
今現在何が課題なのか、それを見つけ出さなければ、企業のDX化は進みません。
より顧客や社会のニーズに答えられるようなサービス・商品・システムを生み出すために、まずは課題設定力が求められるのです。
臨機応変に対応できる能力
DXエンジニアは、計画も大切ですが目標に向かって状況に合わせて、臨機応変に対応できる能力も求められます。
最終的な目的に向かって、都度計画や状況が変わることはDXの現場では珍しいことではありません。
そこで計画にこだわりすぎるのではなく、臨機応変に状況判断して業務を進められるスキルが求められるのです。
失敗から学ぶスキル
企業にとってこれまでにない取り組みに携わるDXエンジニアには、失敗はつきものです。
そこで失敗したことに落ち込んでしまう人よりも、失敗を糧にして何かを学びたいと思える気持ちが必要です。
一度失敗してしまうと、次からチャレンジするのが怖くなってしまうという人もいますが、それでは新しいものを生み出すのが難しくなってしまいます。
失敗しても前向きに業務に取り組み、そこから何かを学ぼうと思えるスキルは、DXエンジニアは必要不可欠なのです。
常に学ぶ姿勢
DXは新しい領域で、最新技術を用いることも多いため常に学ぶ姿勢も大切です。
新しい分野で何かを成し遂げるには、最適なものを知り選択していかなければいけません。
そのためには業務以外にも必要なスキルや知識を身に着け、業務に活かしていく必要があります。
このように常に進化するために、学ぶ姿勢もDXエンジニアには必要とされるのです。
モチベーションを維持するスキル
課題を見つけ出し、それを解決するようなシステムを生み出すDXエンジニアには、失敗やネガティブな気持ちになってしまうことも少なくありません。
そこで業務に対して、主体性を持っていつも前向きに仕事に取り組める、前向きさやモチベーションを維持するスキルも必要です。
モチベーションが下がるようなことがあっても、それをコントロールし維持できるような人であれば、DXエンジニアとして活躍できるでしょう。
どんな業務や事由が発生しても、常に前向きでいられるように、モチベーション維持スキルも必要です。
コミュニケーションスキル
DXエンジニアは、企業全体のDX化に携わるため他部署と関わる機会も増えます。
そこでどのような人とでもコミュニケーションが取れるスキルが必要です。
先ほどもお伝えした通り、臨機応変に対応するためには、さまざまな関連部署と密に連携を取らなくてはいけません。
そのためにも日頃から、部署関係なくコミュニケーションを取ることを意識して、スキルを身につけておくことが大切です。
社外との折衝力
DXエンジニアは、社内だけでなく社外と折衝する機会が多くあり「折衝力」も必要です。
柔軟な思考を持ち、物事を深く理解するためにも必要な折衝力は、DXエンジニアが社外の人や企業と一緒に業務を進めるうえで欠かせないスキルです。
社外の人と調整役をするときには、折衝力は非常に重要です。
このような理由からも、DXエンジニアにとって折衝力が求められるのです。
課題の突破力
課題を見つけ出しその解決のために進めていても、どうしても解決策が見つからないなど困難な場面に出くわすことがあります。
そこでいかにして課題を解決するのか、自分で考えてリーダーシップを取りながら、突破する課題の突破力も必要です。
困難があっても諦めず課題を解決したいと思う気持ちがなければ、DXエンジニアとしての活躍はできないでしょう。
プロジェクトマネジメントスキル
DXエンジニアは、DX化プロジェクトの推進のためには、プロジェクトマネジメントスキルも必要です。
プロジェクトを進めるために、適切な人員を確保し社内外問わず連絡や調整を取らなければいけません。
DXに関する知識を深く持ち、リーダーシップを発揮して皆を引っ張って行けるようなマネジメントスキルが求められることもあるのです。
データの設計・構築スキル
データの設計・構築スキルは、DXエンジニアにとって必要不可欠なスキルです。
DXエンジニアであっても、他のエンジニア同様にシステムの設計や構築スキル求められますが、さらにDXエンジニアは、最新のデジタル技術が用いられるため、それらに関連するデータの設計・構築スキル・知識も求められます。
一般的なSEスキルだけでなく、ビッグデータに関する知識も身につけておくのが良いでしょう。
DXエンジニアとして活躍するときにおすすめの資格
DXエンジニアに求められるスキルについて解説しましたが、実際に転職しDXエンジニアとして活躍するためには、資格を取得しておくのがおすすめです。
DXエンジニアには、どのような資格必要なのか、それを理解して取得し業務に活かせるようにしましょう。
そこでここでは、DXエンジニアとして活躍するときにおすすめの資格を紹介します。
Googlecloud認定資格
Googlecloud認定資格は、セキュリティ・ネットワーク・機械学習・データ分析などのGooglecloudに関する知識を示すための認定資格です。
Googleが主催しており、
・Associate Cloud Engineer
・Professional Cloud Architect
・Professional Data Engineer
・Professional Collaboration Engineer
の4つの試験を現在日本語で受けられます。
Googlecloudで構築することも増えているため、認定試験を受ける人も増えています。
AWS認定資格
AWS認定資格は、AWSに関する知識やスキルを証明するAmazon公認の認定資格で、Amazon提供のクラウドコンピューティングサービスに関する知識を有することを示すものとなっています。
資格の有効期限は3年のため、再取得するためにはサイド認定試験を受けなければいけません。
難易度は
・基礎レベル
・アソシエイトレベル
・プロフェッショナルレベル
・専門知識認定
のレベル別となっているため、レベルに応じた試験を受けられます。
認定スクラムマスター
認定スクラムマスターは、スクラム開発でチームメンバー全体のメンバーのサポートや管理を行う人でスムーズな開発をするための資格となります。
スクラムとは、アジャイル開発手法の一つで、注目の集まる開発の一つです。
これまでのウォーターフォール開発よりも、開発を分けて進め単位ごとに開発、実装、テストの繰り返す手法であるアジャイル開発のほうが適切だといわれているため、スクラムマスターにも注目が集まっているのです。
Pythton3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は、機械学習などを実装することができるプログラミング言語の一つである、Pythonのスキルを証明する認定試験です。
サーバーサイドのアプリケーション開発やAIの活用など汎用性の高さも相まって、注目されています。
Python3エンジニア認定試験は
・Python3エンジニア認定基礎試験
・Python3エンジニア認定データ分析試験
に分かれており、AI、機械学習、ビッグデータなどに携わるDXエンジニアは、特にデータ分析試験を受けておくのがおすすめです。
DXエンジニアとしての転職を成功させるポイント
ここまでDXエンジニアに必要なスキルについて解説してきましたが、DXエンジニア転職を成功させるためには、そのポイントを押さえておくことが大切です。
ただそのポイントを正しく押さえておかないと、転職成功が遠のいてしまう可能性もあります。
ここでしっかり転職成功のポイントを解説するので、把握しておきましょう。
複数の転職サイト・エージェントを活用する
DXエンジニアの転職において、転職サイト・エージェントの活用はマストです。
さらに一つだけではなく、複数に登録しておくとより自分にマッチする転職先に出会える可能性が広がります。
転職サービスには、それぞれ非公開求人を持っており、登録していないとそれらを紹介してもらえません。
まずは選択肢を増やす意味でも、複数の転職サイト・エージェントに登録して出会える数を増やすことが成功への近道です。
自分のスキルを可視化する方法を探す
エンジニアとしてのこれまでのスキルを可視化して、採用担当者に伝わりやすくするための方法を探してください。
たとえばポートフォリオを作成して、これまでどのようなスキルを身に着けてきたのかを相手が確認しやすくするのも良いでしょう。
自分のスキルをどのように可視化するのか、相手に伝えることを意識し、まずはそれを模索して方法を見つけてください。
複数の求人に応募して自分の市場価値を確かめる
複数の求人に応募し、今の自分の市場価値を確かめてみるのも成功には必要です。
スキルや経験が企業にどのように評価されるのかは、実際に求人に応募して選考に参加しなければわからないこともたくさんあります。
このような行動から、自分の市場価値を正しく把握して、適切な転職ができるようにトライしてみてください。
DXエンジニアの転職活動におすすめな転職サイト・エージェント
DXエンジニアの転職活動には、転職サイト・エージェントの活用がマストです。
ただたくさんの転職サイト・エージェントがあると、どれに登録すればよいか悩んでしまいます。
複数登録してより自分にマッチする企業を見つけるためにも、DXエンジニアにおすすめの転職サイト・エージェントを知っておきましょう。
ここでは、DXエンジニアの転職活動におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界のエンジニアに特化した転職サイト・エージェントで、ハイクラス向けの求人を多く取り扱っていることでも、評価が集まっています。
DXエンジニアは、豊富な知識や経験が求められるため、完全未経験よりも中途採用のほうが活発です。
そこでエンジニア転職に定評のあるレバテックキャリアを利用すれば、豊富な求人の中からマッチする求人の紹介を受けられるためおすすめなのです。
doda X
doda Xは、各業界に精通したヘッドハンターがキャリアに合わせてヘッドハンティングしてくれると評判の転職エージェントです。
気になる求人があればヘッドハンティングを待つだけでなく、自ら応募もできるので逃すことはありません。
ハイクラス向け求人がメインなので、転職後に後悔するようなことも起こりにくくなっています。
ビズリーチ
ビズリーチは、30代以上のハイクラス向け転職エージェントで、スカウト機能が人気の転職エージェントです。
管理職や専門性の高い仕事の求人が多く、DXエンジニア求人も豊富に持っています。
これまでのキャリアやスキルを登録しておくだけで、年収アップの好条件転職ができるため、転職活動に限られた時間しか使えないという人におすすめです。
DXエンジニアとして求められるスキルを把握して転職活動を成功させよう
DXエンジニアに求められるスキルについて解説しました。
DXエンジニアが担う役割はとても大きく、今後企業が大きく成長するためには欠かせない存在です。
そのためDXエンジニアには、高いスキルが求められます。
DXエンジニアに転職する前には、まずは求められるスキルを把握し身に着けられるものを身につけてから転職することが、成功への近道と言えるでしょう。
