自動車業界(メーカー)へ転職した人たちの志望動機例文まとめ!好印象を与える志望動機の書き方とは?

自動車メーカー

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自動車業界は、日本の基幹産業で、超大重工産業の一つです。

車1台がお客様の手に渡るまでに関わる人数は、何百万人という人数を超えます。

車が本当に好きでこの仕事に関わっている人が多いのが特徴です。

日本車の製造に誇りを持った人たちが、この産業を支えています。それが自動車業界の強みでもあります。

車が好きだからこそ、車の性能は落ちないし、値段も落ちません。

家電製品が値段を下げていったのに対して、車の値段は10年前と比べて50万円以上、上昇しています。

賃金も低下していません。むしろ、上昇しています。

今回は、実際に自動車業界に就職成功をした志望動機を紹介しながら、具体的に内定を取ることに繋がる志望動機を紹介いたします。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

職種ごとに所属する会社が異なる特殊な構造をしているのが自動車業界

通常の会社であれば、職種ごとに在籍する会社が異なるということはありません。

しかし、自動車業界の場合には、職種や入社する会社で給与や出世の限界などがガラリと変わります。

車を作る人が最も偉くて、売ってくる人たちはあまり賃金制度上、尊重されていません。

自動車会社の完成品メーカー、つまり車を最終的に仕上げる会社が最上位です。

そしてその下に無数の下請けがあります。

最後に、ディーラーを初めとする、販売会社があります。

作る人が一番偉いということを頭に入れておくと理解しやすいです。

営業職はディーラー採用、販社と呼ばれる外様にあたる

街を見ると様々なメーカーのディーラーが目に入ると思います。

彼らはメーカー本体の社員ではありません。

販売会社、略称で販社と呼ばれる会社の社員です。

給与水準などは完成品本体メーカーよりも低いです。

また完成品メーカーの傘下にある直受けの会社や、下請けなどよりも給与は低いです。

先述した構造の中で一番低い位置にいます。

メーカーでは作る人が一番偉いので、必然的にこのようになります。

作る人が一番偉いという発想は、メーカー全般にあります。

それが特に強く出ているのが自動車業界なのです。

ディーラーでの仕事内容は主に、車の販売などの接客対応、そして車の保守点検サービスを行う整備士が在籍しています。

製造職はメーカー本体側採用!ただしいきなり正社員雇用は難しい

完成品メーカーの製造職も、下請けと関連子会社の製造職も基本は同じです。

昨今の自動車業界の流れとして、いきなり現場の製造職を中途採用で正社員で雇用することは難しいです。

基本的にメーカー本体側採用の製造職を採用するのは、期間工からの正社員登用か、高卒または高専卒を新卒で採用するときのみです。

この現状を踏まえると、製造職に中途採用で採用されるためには、期間工での契約社員採用で1年間は頑張りぬき、正社員登用を目指すのが自然な流れです。

事務職と技術職は中途採用されやすい!その理由とは?

事務職と技術職の採用に関しても、完成品メーカーと下請けと関連会社において、同じような扱いです。

現場の製造職よりも採用のハードルは高いです。

自動車業界では、事務職と技術職を総称として事技系といいます。

基本的に大卒以上を採用します。

自動車業界における事技系社員は、企画職がメインです。

単純なルーチンワークなどは外注に頼りますし、本当に「仕事」をすることになります。

ルーチンワークしかできないと判断されれば、机から外されます。

かなりの実力主義が浸透しているのも特徴です。

特に事務職と技術職はこいつはもう必要ない!と判断されると一気に社内での立場がなくなります。

自動車メーカーにおける事務職と技術職は、少数精鋭であることを肝に銘じておきましょう。

仕事が出来る人材でなければ、干されてしまいます。

職種別に志望動機を立てよう!

自動車業界は職種ごとに会社が異なりますので、志望動機を職種別に立てる必要があります。

個別に対策を立ててみましょう。採用難易度も大きく違います。

また業界未経験者が転職に挑戦するというケースのみここでは紹介させて頂きます。

自動車業界は業界経験者はヘッドハンティングが当たり前の世界なので、未経験からこの業界に入るというのが、最も難しいためです。

それだけ自動車業界は顔見知りだらけの狭い業界とも言えます。一度入ると中々抜けられません。

自動車完成品メーカーへの志望動機とは?

完成品メーカーとは、あらゆる関連子会社や下請けから部品を集めて車の完成をさせる自動車業界の頂上に位置する会社です。

完成品メーカーに大卒総合職として中途採用で入社しようとするならば、採用難易度は日本でもトップクラスに高いです。

しかし、待遇などにおいても日本では間違いなくトップクラスです。

完成品メーカーは給料がとても高く、休みも多いです。管理職待遇になれば年収1000万円は軽く超えます。

年収1000万円でも、完成品メーカーでは給与としては安い方です。

完成品メーカーへの志望動機ですが、車が好きで興味があるというのは最低条件です。

加えて完成品メーカーでは、そのメーカーごとの抱えている課題に対してアプローチしてみてください。

少し気が強い、ヤンチャな人がこの業界では好まれます。

自動車完成品メーカーへ転職した人の実例

具体例を挙げます。

事技系での仕事に就きたいと考えている、24歳の転職希望者だとします。

これまでは自動車メーカー以外の会社で、技術職をしていました。

車は元々好きで、大学の機械工学科に在籍していましたが、第一志望の自動車メーカーに入れず、自動車以外の機械メーカーに入社してしまい、軌道修正を考えています。

「私は車が好きで、大学時代には自動車を改造してサーキットで運転するなどかなり凝っておりました。新卒の時には入社することは叶いませんでしたが、リベンジとして中途採用で自動車業界を志望しました。世界では自動運転技術に加えて、化石燃料からクリーンエネルギーに移行するという流れになっていますが、日本車はまだまだ化石燃料をエネルギーとしたガソリン車が主流です。このままでは世界的に見て遅れたメーカーとなってしまうのではないでしょうか。私が入社した後にしたいことは、これまで培ってきた他の機械メーカーでの開発職の経験を活かし、クリーンエネルギーを活用した自動車の開発や、生産技術職について、自動車製造の効率化を図ることです。よろしくお願い申し上げます。」

自動車業界は気が強くないとやっていけません。

これからの課題を先方に投げかけつつ、志望動機に業界への疑問符を付け加えることで、問題意識や、改善案を示します。

こうすることで、他の候補者よりも本気度を示せますし、何よりも受け身の姿勢ではなく積極的に改善するぞ!という意気込みを見せることが出来ます。

自動車製造は改善が全てと言っても過言ではありません。

これで終わりなどということはあり得ません。

次々と新しい技術、新しい考え方、新しい仕事の進め方が出てきます。

完成品メーカーは常に社会の変動に合わせて新しい車の開発を行う必要性があり、公共性の高い企業です。

このように車そのものが好きであること、そして、何よりも車業界の置かれている状況を理解しているのかが大切です。

資本関係のある関係子会社への志望動機は?

自動車業界の場合には、資本関係のある関係子会社には親会社から社長や副社長、専務と言った役員が降りてきています。

親会社ほど採用難易度は高くありませんが、自動車の部品メーカーは事務職であっても、技術職であっても、品質が命です。

役員は親会社からの出向組で質の高い候補者を見てきている人材であることと、子会社の宿命で、品質に対する甘さがないかを見られるということです。

子会社は製造する製品の品質が低いと生きていけません。

この部分に対する理解が必要です。

関連子会社へ転職した人の実例

具体例を挙げます。

自動車関係の会社以外の事務職でこれまで3年間務めてきた25歳の大卒だとします。

自動車会社は給与が良いのと休日数が多いので、志望したのが本音ですが、この場合には待遇を求める発言は避けて、このように答えます。

「私はこれまで経理職として3年間、精密機器メーカーで勤務してきました。最近では精密機器メーカーも車業界に製品を開発するなど、車の利益率の高さには驚いています。精密機器メーカーも好調であるとは言い難く、多くのメーカーが人員整理を行うなどの非常に苦しい状況の中、車業界は絶対にリストラをしないという評判を聞き、志望いたしました。また私の仕事上のモットーは品質に厳しくです。事務職は間接部門とはいえ、ミスをなくすことで会社全体の業務効率向上に貢献することで、会社としてよりレベルアップできると考えております。よろしくお願い申し上げます。」

このように、これまでの業界の経験と、なぜ興味を持ったのか。

そして、品質に対する考え方を必ず入れるようにして下さい。

このわずかな答え方の差で「この転職希望者は自動車子会社の厳しさを分かっているな」と判断されます。

ディーラー(営業職)採用の現実!採用は容易いが仕事を続けられるか?

ディーラーに入社したい場合には、特に採用のハードルが高いということはありません。

基本的にディーラーに親会社の役員が降りていると言っても生え抜きの役員ではなく、どちらかというと定年まであと少しなので、お疲れさまでしたという意味でお飾りの社長として降りている人も多く、面接選考にも参加しているかは怪しいです。

またそもそも自営業レベルでやっている人が社長を務めているのも自動車ディーラー業界です。

採用難易度は低いですが、自動車販売代理店に入社する場合には、激務で給与が安いのを覚悟する必要があります。

ディーラー採用に成功した人の実例

具体例を挙げます。

28歳、これまで他社の営業職で大卒から6年間、勤めてきた若者です。

自動車業界の営業職に興味を持ったので、これまでの商社での営業職の経験を活かして活躍したいと考えています。

「私はこれまで商社で営業職として6年間勤めてきました。今回自動車業界に興味を持ったのは、これまでの営業職としての経験を活かせることももちろんですが、車に興味があったので、この仕事に関わってみたいと考えて結果でした。好きだけではなく、自動車のディーラー営業は長時間労働で、成果主義であることも理解しております。それでもやってみたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。」

このように、業界の現状を理解しているかどうかということも大切です。

自動車業界は一度入ると辞められない!

自動車業界には独自の言語集が発売されているくらい、もうその業界だけで完成された独特の世界があります。

一度この業界での仕事に慣れると、他の業界に出ていくのが億劫になるくらいの密度の濃い世界です。

またリストラもしません。

うつ病で休職した社員も定年まで勤め上げられるように人事も努力します。

自動車業界の基本は、助け合いの世界です。

車の製造メーカーは、全て繋がっています。

どこか一つが欠けてしまっても車は完成しません。

日本で唯一成功した企業群が、自動車業界です。

ぜひ、みなさんも覚悟を決めて、自動車業界に飛び込んできてみて下さい。

他のメーカーとは比べ物にならないくらいのダイナミックな仕事の世界が、あなたを待っています!

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