幸せな海外就職の3つのポイント!海外駐在と現地での採用経験者が教えます

幸せな海外就職の3つのポイント!海外駐在と現地での採用経験者が教えます

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『一度で良いから、海外で働いてみたい』『新卒で入社した会社は海外部門があるんだけど、このままだとチャンスがなさそう…』『一度は国内で転職してみたものの、海外で働く夢がおさまらない』などと海外で働く機会を模索する20代後半から30代は多いと思います。

みなさんの心の中では、

  • 英語が得意じゃないし…
  • 海外旅行はしたことがあるけど、海外で住むのは大変そう…
  • 周りに外人しかいないのは心配…

などとチャレンジする前から自分を説得してしまっているのでは?

筆者は、新卒で大手電機メーカーに就職し、ニューヨーク、シンガポール、香港で海外駐在を経験しています。

実は、入社時には中学時代に取得した『英検3級』しか持っていなかったんです。

それなのに、なぜか海外営業部門に配属されました。

嫌味な高学歴の同期から飲み会で『え〜、あなた、英語できないんだ。じゃあ、人間じゃないんだね。英語できない奴は人間扱いされないんだよ』と同期のみんなの前で馬鹿にされるほどでした。

今思えば、彼のおかげで今の私が存在していると感謝しています。

その彼は、人間性に問題があるのか一度も海外駐在もなく、日本で一生暮らすことに…

さてさて、そんな『人間じゃない』私でも、仕事をしながら英語を勉強し、海外駐在にまで出してもらえる様になりました。

そうなんです。英語も、会社に入ってから勉強しても間に合うんです。

そして、海外にでるチャンスも掴めるんです。最初にパスポートを取得して海外に行ったのは、生まれて初めての海外出張の時でした。

三カ国で海外駐在からの帰国後、私は外資系企業に転職しました。

多くの外資系企業でマネジメントやメンバーの採用を経験してきました。

そして、最後はタイ王国、バンコクの企業に現地採用として採用され、マネジメントとして採用もしてきました。

日本や海外での転職経験、採用経験から有益なアドバイスが可能だと信じています。

この記事では、海外で働く際の役割としての

  • 『海外駐在員と現地採用の違い』を理解していただき、
  • その上で海外で就職する際に求められるスキルを説明し、
  • 海外で長く働くためのキャリアプラン、

そして、海外で働くための方法をご紹介します。

海外で働くとは? 駐在員と現地採用の違い

特殊なスキルを持たない一般のサラリーマンが海外で働くためには、

  • 日系企業に勤務して海外駐在員として働く
  • 外資系企業に勤務して本社で働く
  • 海外の現地企業、日系企業に現地作用として働く

などがあると思います。ここでは、外資系に勤務して本社で働く方法は割愛します。

海外駐在員と現地採用の違い

海外駐在員の採用は、日本採用です。

海外に駐在するという事は、ある程度の経験と知識を持っていて、会社の看板を背負って、海外で業務をする事を認められた人材です。

その人材には、日本側での処遇(給与、福利厚生)を保ちながら、海外においても同様な生活レベル、家族の生活も保証し、比較的優遇された処遇が約束されています。

例えば、現地での高級マンション、会社負担の自動車、運転手、など。会社にとっても大きなコスト負担となります。

一方、現地採用されるという事は、現地人と同じレベルの処遇(給与、福利厚生)のみで、当然海外には社宅や住宅手当てなどはありません。

日系企業に勤務して海外駐在員として働くためには?

上記の通り、日本から海外駐在員を派遣するためには、企業として大きな負担を求められますので、中途採用者が短期的に『会社の代表』として送り出されるケースは少ないと思います。

ただし、企業によっては『海外経験者がいない』『英語をはなせる人間がいない』『現地でビジネスを立ち上げられる人間がいない』などの理由で外部から海外駐在員を採用するケースは存在します。

海外で現地採用として働くためには?

一方、海外で現地採用として働く場合は間口が広がっています。

現地採用として考えられるケースは、3つです。

  1. 海外に支店、支社、工場を持つ日系企業
  2. 日系企業以外の外国籍企業
  3. その国の現地企業に雇用してもらう

全くの現地企業や外資系企業にいきなり採用してもらう機会は少ないと思われますので、まずは日系企業での仕事を探しましょう。

海外採用と現地採用の優先順位は?

優先順位としては、

1. 日本採用の海外駐在

として派遣される事を諦めず探しながら、

2. 条件の良い日系企業の現地採用、
3. 非日系の外資系企業の現地採用、
4. 現地系企業の採用

を目指す事をおすすめします。

海外で働くために求められるスキルとは?

どのような役割で、海外で働くかというイメージが湧いてきたことと思います。

海外で働く上では、どんな役割であれ、求められるスキルというのが、3つ存在します。

  • 業界、業務、職種のスペシャリストであれ
  • マネジメント能力を磨け
  • 外国語、特に英語が最低限のコミュニケーションツール

業界、業務、職種のスペシャリストであれ

業界、業務、職種のスペシャリストであるべきなのは、国内での転職でも変わりませんね。

特に、海外で求められるのは、語学ではなくこれらの知識、経験であることが多いです。

文化や言葉は多少時間をかけても身につけることができますが、これらの知識は海外に行ってからたやすく身につけられるスキルではないからです。

私がタイのバンコクで採用する際にも、業界経験、業務の知識経験、その職種での経験を重要視して採用してきました。

営業という職種は、応用範囲の広い職種ではない方お思われがちですが、少ない人数で営業活動を行うような業務が多い海外就職では業界知識や業務経験の方がより重要です。

マネジメント能力を磨け

マネジメント能力を磨くことが重要です。

これは、国内での転職でも同じですね。

マネジメント経験のない人材をいきなり管理職にする会社はどこにもありませんよね。

海外就職でも同じです。

海外でも、マネジメント経験のない人間をいきなりマネージャーとして採用する事はありません。

ただし、ローカルスタッフが付けられることもあり、マネジメントは避けることができない状況は必ず発生します。

マネジメント能力といっても定義が曖昧ですが、ここではプロジェクトマネジメント能力と思っていただければ良いと思います。

現在、会社の経営資源と呼ばれる『人、物、金、情報』を制することが重要とされています。

これらの経営資源をプロジェクト・マネジメントする能力が求められます。

英語が最低限のコミュニケーションツール

英語は必須スキルです。

海外転職の記事の中には『海外で働くのに英語は必要なし、安心してください』などとの記載をよく見かけます。

職種によっては、日本人だけの職場で職務上は外国語を一切求められない職場もあります。

もし、あなたが会社に住んで、会社の人とだけ付き合って、外に一切出ないのであれば問題ないでしょうが。

英語は、最低限の海外生活をする上での必須のツールです。

最初の生活を立ち上げる上で、現地の人たちとコミュニケーションを多く求められます。

英語を話せることによる『より良い仕事』にありつける確率が上がる事は間違いありません。

現地の言語を話せるのは、有効です。

ただし、優先順位は英語が上です。

例えば、私の住んでいるタイでのお話です。

タイ語の日常会話を求める会社が非常に多いです。

なぜなら、英会話のできるタイ人は少ないので、そのようなタイ人は給料が高いです。そのような職場では、タイ語をできる日本人は重宝されます。

英語ができずタイ語しかできない人が居たとします。

その人は、現地の英語のできないタイ語だけのスタッフとのコミュニケーションは上手ですが、英語を話すマネジメントとの会話に困っています。

さて、その人はマネジメントチームと一緒に仕事をする機会に恵まれるでしょうか?

私は、バンコクで現地採用として採用されましたがタイ語は全く話せませんでした。

しかし、業務を遂行する上では一切問題はありませんでした。英語のできるメンバーをつけられ業務上支障はありませんでした。

海外で長く働くためのキャリアプラン

国内で働こうが、海外に行く事を望もうが、自身のキャリアをどのような方向に持っていくのかを考える必要があります。

海外で働くという事は、自身のキャリアプランの中でも大きなイベントです。

中長期的な視点でののキャリアプラン

定年退職が60歳だった時代、大学を22歳で卒業して60歳での定年まで約38年間働きました。

しかし、現在ではどうでしょう。定年が65歳、70歳まで延びる中、43年、48年間も働き続けることになります。

この様な時代に、何もキャリアプランを持たず40年以上働き続けられますか?

私の例ですが、30歳の時『30年計画』と私が呼ぶキャリアプランを作成しました。

私の場合、一旦、マイルストーンとして50歳でアーリーリタイアする計画をたてました。

そのためにはいくら貯金が必要か?その貯金を貯めるためには、どの程度の年収が必要か?

その年収を得るためには、どの様な仕事、ポジションが必要かをこの計画書に書き込んでいきました。

30歳
2020年
35歳
2025年
40歳
2030年
45歳
2035年
50歳
2040年
55歳
2045年
60歳
2050年
①仕事 海外駐在 外資系転職 部長 統括部長 アーリーリタイア
②経済 貯金○○円 貯金○○円 貯金○○円 貯金○○円 貯金○○円 貯金○○円 貯金○○円
③家庭 結婚 家を持つ
④健康 体重〇kg 体重〇kg
⑤自己啓発 英語 財務会計知識 財務会計知識 経営知識 経営知識
⑥趣味 ゴルフ○○切り ゴルフ○○切り ジョギング ジョギング テニス テニス テニス
⑦その他 海外旅行年1回 海外旅行年2回 海外旅行年3回 海外旅行年3回

50歳でのアーリーリタイアは数年遅れましたが、良い目安となりました。

あなたは、30年先のことを考えたことがありますか?

キャリアの一貫性を保つ

自分のキャリアに一貫性を保つのは非常に重要です。

私自身、日本の複数の外資系企業、タイの企業で採用する際に、着目する点は、

  1. キャリアに一貫性はあるか?
  2. そのなかでの得た知識と経験は何か?

私の場合は、最初の職種は海外営業でしたが、扱う製品が通信機器(IT機器)でした。

海外駐在時代には、現地での営業、簡単なエンジニアリング、導入までのプロジェクトマネジメントなども経験しました。

導入の際にはユーザー教育なども経験してきました。

そのおかげで、日本に帰国して以降、シスコシステムズではコンサルティングサービスの営業も対応可能でしたし、それ以降のSAPやSASなどでは製品トレーニング部門のマネジメントと幅広い職種を経験してきましたが、軸には『IT』という一貫性がありました。

あなたには、これまでの仕事に一貫性(業界、製品、職種など)はありますか?

現地での文化、生活、食事に慣れる

海外で働くための第一歩は、現地の文化、習慣、食事に慣れることができるかです。

旅行で行くのは簡単です。

短期間、嫌な事があっても我慢できますし、少々意味が通じなくてもコミュニケーションが取れます。

多少、食事が合わなくても、現地の人の行動に不満を抱いても、日本に帰れば良いのですから。

でも、現地で働くということは、現地の文化を理解し、現地で一人で生活し、毎日食事をしなければなりません。

しかも、毎日、日本食を食べるわけにはいきませんので、食事はことさら重要です。

あなたは、日本食がないと生きていけない人ですか?

海外で仕事を探すためには

日本で探すのであれば、国際的なエージェントを利用する

日本の多くの転職エージェントが、海外にも支店を持っています。

その様な大手のエージェントに登録しましょう。

登録すると、現地在住のエージェントとスカイプなどで面談し、転職活動が可能です。

その場合、なんの準備もせずに登録だけ進めるのはやめましょう。

事前に自身のキャリアの棚卸しをして、履歴書、職務経歴書を準備し、希望する業界、職種を明確にし、どこまでなら譲歩できるかなどの条件面もざっくり決めておきましょう。

現地のエージェントも暇ではありませんので、冷やかしやいい加減な人には、真剣に対応しません。

そのエージェントにとってはお客さんですが、彼らが一番大意なのは現地の採用企業です。

いい加減の候補者を提案すれば、他社にとられてしまいます。

あなたは、海外のエージェントにとって売り込みやすい魅力的な経歴を持った候補者ですか?

現地で探すのであれば、地元に密着したエージェントを見つける

あなたが、既に海外にいてエージェントを見つけるのであれば、地元に密着したエージェントを見つけましょう。

海外就職におすすめ転職エージェントランキング

また東南アジアへの転職を検討している方には、こちらの転職サービスがおすすめです。

ABROADERS CAREERの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説!

まとめ

私の提案は、3つです。

  1. 中長期的なキャリアプランの策定
  2. 一貫したキャリアの中で経験実績を積み上げる
  3. そのキャリアを生かせる海外の仕事を案内できる良いエージェントとつきあう

時間はかかりますが、確実です。

そして、一旦、海外で働き出したら長く働きましょう。

その実績によって、日本でさらに良い仕事を得られる可能性も海外でより良いポジションにつくことも可能です。

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