アニメーターの平均年収はどれくらい?かなり低いって本当?

アニメーターの平均年収はどれくらい?かなり低いって本当?

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アニメ業界は2011年より市場を拡大していて、アニメーターの需要は高くなっています。

アニメの制作に関わることができるため、「アニメーターの年収はどれぐらいだろう?」と気になっている方は多いのではないでしょうか?

この記事ではアニメーターの平均年収や年収を上げる方法を解説します。

未経験からアニメーターになる方法もご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

アニメーターの平均年収はいくら?

アニメーターの平均年収は280万円〜330万円と言われています。

日本の平均年収が450万円と言われているため、アニメーターの年収は平均よりも少ないです。

アニメ業界の市場は2011年より拡大し続けていて、売り上げも年々増えています。

ただしアニメーターの平均年収は増えることはなく、280万円〜330万円が続いています。

今後アニメ業界が衰退していくことがない限り、アニメーターの平均年収が下がることはないと思いますが、高くなることは考えにくいです。

アニメーターの平均年収が低い理由は下記にて詳しく解説しています。

業種別の平均年収

アニメーターという仕事は大きく6つの業種に分けられます。

その業種によって平均年収は異なります。

原画 150万円〜200万円
仕上げ 270万円〜290万円
キャラクターデザイン 500万円〜530万円
背景美術 230万円〜250万円
作画監督 550万円〜600万円
監督 600万円〜700万円

業種別に平均年収を見ると日本の平均よりも多いこともあり、年収が1,000万円を超えている方も存在します。

反対に年収が150万円程度の業種もあるため、アニメーターの平均年収は低いです。

【2021年最新版】日本の年収の中央値は240~456万円!中央値と平均は何が違う?

実は個人事業主?アニメーターでも社員扱いでない可能性も

会社に所属しているのになぜか備品代が給料から引かれている、社員のはずなのに社会保険制度に加入できていないと疑問に思っている方も居るでしょう。

実はアニメ制作会社に所属していても、会社側では「個人事業主のフリーランス」として雇用されているケースが多いのです。

一般社団法人日本アニメーター・演出協会が2018年に実施した「アニメーション制作者実態調査」によれば、アニメーターとして活躍している人の約半数が、個人で国民健康保険に加入していることが分かっています。

アニメ―ター 健康保険組合

(参考:一般社団法人日本アニメーター・演出協会「アニメーション制作者実態調査2019」

健康保険は国民全員に加入義務がありますので、何らかの形で加入が求められます。

一般的に企業に正社員として所属しているのであれば、社会保険の加入と称して、健康保険組合に加入して保険証を受け取っているはずです。

また会社で健康保険に加入している場合、会社側で半分健康保険料を負担してくれているので、家計の負担を軽減できるのです。

しかし会社側で加入できていないと、自分で住んでいる自治体で国民健康保険に加入して全額自分で保険料を支払わなければならないのです。

もちろん個人事業主扱いですから備品も全部自分持ちになります。

年末調整ができていない場合は、自分で確定申告をする必要もあります。

雇用契約書を交わしていない場合は、会社の担当者に確認して、自分が正社員扱いなのかを聞いてみる事をおすすめします。

アニメーターの平均年収が低い3つの理由

上記でもお伝えしたようにアニメーターは日本の平均年収よりも低いです。

アニメーターの平均年収が低い理由はいくつかあります。

アニメ業界の市場は拡大しているにも関わらず、平均年収が高くならない理由を3つご紹介します。

雇用形態が業務委託

1つ目の理由が「雇用形態が業務委託」ということです。

アニメーターの雇用形態は業務委託(フリーランス)が多く、仕事量によって給与が決まります。

製作会社の正社員として契約しているアニメーターは全体の10%程度と言われています。

そのため多くのアニメーターが仕事量によって給与が決まるのですが、1つの仕事に対する単価が安すぎるため、年収が低くなります。

また業務委託になるため、残業代や深夜労働手当などが支払われません。

新人アニメーターの年収が少ない

2つ目の理由が「新人アニメーターの年収が少ない」ということです。

アニメーターは1人前になるまで3年かかると言われています。

最低でも3年間は「新人アニメーター」として仕事を受けることになり、その単価は極めて安いです。

新人アニメーターが受けられる仕事は絵と絵の間のコマを補完する「動画」が多く、1本の単価は150円〜250円が相場とされています。

作業に慣れていない新人アニメーターの場合は、年収に換算すると100万円〜150万円程度になるでしょう。

新人アニメーターの年収が極めて少ないため、全体の平均年収も低くなります。

少ない収入でもアニメーターを希望する人が多い

3つ目が「少ない収入でもアニメーターを希望する人が多い」ということです。

新人の年収が少ないことは業界で浸透している情報で、アニメーターを目指している方でも知っている情報です。

しかしアニメーターを希望する人が絶えません。

「年収100万円〜150万円でもアニメーターとして働きたい」という方が絶えないため、新人アニメーターの年収は高くなることがなく、全体の平均年収も高くなりません。

もしアニメーターを希望する方が少なくなれば、新人の年収は高くなる思います。

アニメーターとして年収を上げる方法

平均年収の低いアニメーターですが、平均以上の年収をもらうことは可能です。

そこで年収を上げる方法を3つご紹介します。

アニメーターとして働いている方も目指そうと思っている方も参考にしてみてください。

アニメーターとして求められるスキルを向上させる

アニメーターとして年収を上げるためには、求められるスキルを向上させることが大切です。

上記で1人前のアニメーターになるためには3年必要とお伝えしましたが、スキルが備わっていれば3年かからずに1人前として働けます。

1人前のアニメーターとして働くことができれば、平均年収もしくはそれ以上はもらえるでしょう。

アニメーターとして求められるスキルは「デッサン力・忍耐力・柔軟性・コミュニケーション能力」です。

4つのスキルを向上させることができれば、アニメーターとして年収を上げられる可能性が高まります。

とにかく数をこなす

アニメーターは完全出来高払い制を取っており、数をこなすことが求められます。

1枚の絵に対して200円程度と、数をこなさなければ最低賃金を保障できないこともあります。

スキルを上げてとにかく数をこなすことにコミットしていけば、段々と稼げるようになっていきます。

もちろん速さだけではなく正確さやキレイさも求められます。

いくら早くても仕上がりが悪いと、発注が来ませんから丁寧かつスピード感を持って仕事をこなしていきましょう。

フリーランスとして独立する

アニメーター=大手の映像制作会社に勤めているというイメージが大きいですが、最近ではフリーランスとして活動しているアニメーターも多くいます。

アニメーターとしての実績を積んだら、自分で売り込んで仕事を獲得していきましょう。

実際に制作されているアニメの多くは、フリーランスのアニメーターさんにより成立していることも多いです。

独立して自分で案件を受注すれば、多くの仕事をこなすこともできるでしょう。

スキルを向上させて出世する

アニメーターとしてのスキルを向上させることができれば、出世する必要があります。

スキルを向上させても出世しなければ年収は上がりません。

アニメーターは動画→原画→作品監督→監督の流れで出世します。

もし動画の仕事をしている場合は原画の仕事をできるようにして、原画の仕事をしている場合は作品監督ができるようにしましょう。

アニメーターは業種によって平均年収が大きく異なるため、出世することで年収は上げられます。

海外の会社のアニメーターとして活躍する

日本はアニメ大国ではあるものの、実際に制作に携わっている現場の人間には、ヒットの恩恵が入ってこない仕組みになっています。

最近では中国やアメリカでもアニメ作品に力を入れ始めており、日本でアニメーターがもらえる給料よりも高い値段で案件を受注できることもあります。

日本のアニメーターの質は高いと評判になっているため、値段を高くしても欲しがる会社は多い野です。

海外の会社のアニメーターとして活躍することで、現在の収入から大幅に上げられる可能性もあるのです。

海外でアニメの制作を担当する企業を探して、求人を出していないかを確認してみましょう。

大手製作会社へ転職する

アニメーターは業務委託ではなく製作会社の正社員として働くことも可能です。

正社員として働くことで「基本給+出来高」になることが多く、業務委託よりも年収が上がる可能性が高くなります。

さらに新人は年収が少ないことで離職してしまうことが多いため、経験・スキルのあるアニメーターは転職市場で重宝されます。

業務委託よりも正社員の方が自由は少ないかもしれませんが、年収は上がり安定します。

しかし、製作会社の正社員として働いているアニメーターは全体の10%程度で、転職難易度が高いです。

そのため転職エージェントを活用することをおすすめします。

難易度が高い正社員への転職も転職エージェントを活用することで、スムーズに進む可能性が高いです。

正社員アニメーターへの転職におすすめの転職エージェントは下記の通りです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは大手人材会社リクルートグループが運営している総合型の転職エージェントです。

転職支援実績が業界トップクラスになるため、アニメーターへ転職できる可能性も高まります。

さらにリクルートエージェントの求人数は20万件を超えていて、アニメーターの求人も多く取り扱っていると推測できます。

そして転職に関するサポートは手厚いため、転職経験のない方でも安心して活用できる転職エージェントです。

リクルートエージェント詳細ページ

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは大手人材会社マイナビグループが運営している総合型の転職エージェントです。

20代の登録者が多く、若者向けの求人を中心に取り扱っています。

キャリアアドバイザー(転職のプロ)は各業界に精通しているため、手厚いサポートを受けられます。

そしてマイナビグループが培った転職ノウハウを駆使してサポートしてくれるため、アニメーターへの転職を成功させられる可能性が高いです。

マイナビエージェント詳細ページ

未経験からアニメーターになる方法

アニメーターはアニメの制作に関われる職業なため、「アニメーターになりたい」と思っている方は多いのではないでしょうか?

平均年収は低いですが、年収1,000万円以上も夢ではない職業です。

そんなアニメーターは特別な資格を有する職業ではないため、未経験でも目指せます。

そこで未経験からアニメーターになる方法をご紹介します。

専門学校に通う

1つ目が「専門学校に通う」方法です。

アニメーターになる方法として一般的なのは、専門学校を卒業して就職することです。

専門学校に通うことでアニメーターとして求められるスキルを身につけることが可能で、少なくても2年以上は絵を描き続けます。

そのため必然的にアニメーターとしてのスキルが向上します。

さらに専門学校は専門職を育成する学校であるため、就職にも強い特徴があります。

大学に通う

2つ目が「大学に通う」方法です。

大学でも求められるスキルを身につけられるのであれば、アニメーターになることは可能です。

また大卒資格を取得しながら、アニメーターを目指せます。専門学校を卒業してアニメーターに就職する方が多かったのですが、近年は大学から就職する方も多いです。

専門学校に比べるとスキルは身につけられませんが、アニメーター以外の選択肢も持てます。

独学でスキルを身につける

3つ目が「独学でスキルを身につける」方法です。

アニメーターは特別な資格は必要ないため、スキルがあればなることが可能です。

しかし専門学校や大学のようにスキルを身につけられる環境が整っているわけではないため、息詰まることも考えられます。

また独学なので、間違ったスキルを身につけてしまう可能性もあります。

ただし独学でアニメーターを目指している方も少数ですが、存在します。

金銭的な問題もありますが、可能であれば専門学校や大学に通うことをおすすめします。

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1人前のアニメーターになれば平均よりも年収はもらえる

この記事ではアニメーターの平均年収についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

アニメーターの平均年収は280万円〜330万円と言われているのですが、年収1,000万円を超えることも可能な職業です。

また新人アニメーターと言われる3年間を耐え抜くことができれば、平均年収もしくはそれ以上もらえると思います。

アニメーターはスキルがあれば高い年収がもらえる職業になるため、求められるスキルを向上させて年収をアップさせましょう。

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