転職はしたいけれどどうしても自信がなくて一歩を踏み出せない。
そんな悩みを抱えている方へ、この記事ではそんな風に自信がない時の対処法や、考え方・気持ちの持ち方などについて解説していきます。
転職に自信がなかったけれど、それを克服した方の実際の体験談も紹介していきますので、ぜひ目を通してみてください。
目次
転職に自信を持つためにまず大切なこと
単に自信がないといっても、その理由は人それぞれです。
転職への自信を回復するためにまず大切なことは、自分の自信がない理由がどこにあるのかを見つけること。
自分がなぜ自信を持てないのか、もしくは自信を無くしてしまったのかを考えてみましょう。
そこに、自信を取り戻すためのヒントがあるはずです。
転職に自信がない原因は？
転職に自信がない原因となりやすいポイントをいくつか紹介していきます。
自身の感覚と照らし合わせて「これかもしれないな」というものを探してみてください。
原因が分かれば、それを解消するための手段もおのずと見えてきますからね。
ここで紹介する原因となり得る要素は下記の4つです。
- 経歴やスキルに自信がない
- 面接が苦手で自信がない
- 年齢のせいで自信がない
- ただ漠然と自信がない
経歴やスキルに自信がない
社会人経験が浅い、役職を持っていない、異業種や別の業界への転職でスキルが足りないという理由から自信がない方もいるでしょう。
しかしこういった境遇の方でも転職に成功している人はたくさんいます。
20代であれば経験よりもポテンシャルを重視されることが多いですし、転職サイトには未経験歓迎の求人も多くあります。
経歴に応じて最適な求人を見極めることで、転職を有利に進めやすくなるはずですよ。
もし自分で求人を探すのが得意でない、自信がないという方は、転職エージェントに登録し代わりに求人をピックアップしてもらうと良いでしょう。
面接が苦手で自信がない
転職活動の項目の中でも、特に面接に苦手意識を持っている人は多いです。
それを解消するにはなにより事前準備が大切です。
面接でよくある質問等をネット等でよく調べ、あらかじめその答えを用意しておきましょう。
希望する職種や業界ごとのよくある質問で調べるのがおすすめですよ。
また、本番の前に実際に声に出して練習しておくことも大事です。
本番の緊張を少しでも和らげるためにも、試してみてください。
中小企業の面接でよく聞かれる質問と回答例！志望動機・自己PRのコツ
年齢のせいで自信がない
転職は20代が有利で、遅くても30代までが限界、のようなイメージがありますよね。
30代後半以降の方は特に、年齢が原因で不安を抱える方も多いでしょう。
しかし、企業の中には目根地面とのできるミドル層を欲しているところもあります。
経験の浅い人材には務まらない業務内容を任せられるというのは、ミドル層の強みです。
年齢が高いことはメリットとして、転職で十分武器になるということを知っておきましょう。
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ただ漠然と自信がない
ただ何となく自信がないという方は、転職活動の全体像がつかめなくて不安になっている可能性があります。
1度企業の選考を試しに受けてみることで、案外難しいことはないんだなとわかって不安が解消されることも。
ただ興味のない分野や未経験分野の求人に応募するのは、志望動機などを考える際に大変です。
ある程度関心のある業界や、経験のある職種などの求人に試しに応募してみると良いでしょう。
もし内定が出ても、もっと吟味して企業選びをしたい場合は辞退してかまいませんからね。
転職に自信がない人の3つの対処法
転職に自信がない人におすすめする、具体的な対処法を3つ紹介していきます。
- いきなり本命の選考を受けない
- 転職の成功体験談を読む
- 転職エージェントを利用する
いきなり本命の選考を受けない
まず本命ではない企業の選考をいくつか受けてみましょう。
おすすめは現職と同じ業界や同じ職種で、未経験歓迎の求人です。
全くの未経験よりも選考を通過する可能性が高く、成功体験を積むことができます。
もちろん選考に落ちることもありますが、むしろ失敗する経験もしておいた方がいいです。
なぜ失敗したのか、どこがいけなかったのか、ネットで調べて対策するよりも1回実際に失敗してみることで感覚的に理解できることもありますからね。
成功も失敗も両方経験しておくとやるべきこととやらないほうが良いことも把握できてきます。
そういった経験値が自信にも繋がっていきますので、そのあとで本命企業の選考に臨むようにしましょう。
転職の成功体験談を読む
ネットで検索すると色々な方の転職体験談を読むことができます。
同じ年齢や、同じ境遇の人の転職体験談を探してみましょう。
自分と同じような条件を持った人が成功した体験談を見ることで、自分にもできるんじゃないか、と可能性を感じられるでしょう。
また失敗のエピソードも読んでおくことで、同じ失敗をしないための対策を立てることもできます。
練習のつもりでも、企業の選考をいくつも受けるのはハードルが高いなと感じる方にもお勧めですよ。
また、似たような境遇の人がどんな条件で内定をもらっているかも見ておけば、求人探しにも役立つでしょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求職者にピッタリの求人のピックアップから履歴書の添削、面接対策や企業とのやり取りまで、転職活動をトータルサポートしてくれるサービスの事です。
基本的に転職希望者はサービスを無料で利用することができますよ。
人によって自信がない原因は様々ですが、転職エージェントはお伝えしたようにトータルサポートをしてくれるのが魅力です。
経歴に自信がない人には一緒に自己分析を行い強みを見つけ出したり、面接が苦手な人には企業の傾向に合った面接対策を行ってくれます。
ただ漠然と自信がなく何から手を付けていいのかもわからない、なんて方にもおすすめですよ。
それでも自信が持てない時の考え方
それでもどうしても自信が持てないという時に、試してほしい考え方・気持ちの持ち方について紹介します。
- 転職に自信がない人は多い
- 失敗しない人はいない
- 転職には運も影響する
- 自信満々の人の方が失敗しやすい
順番に見ていきましょう。
転職に自信がない人は多い
自分だけが周りより劣っていて、だから自信がない…のように考えてしまう方もいるかと思います。
しかし、転職するにあたって自信がなく不安を感じている人は意外と多いんです。
大手の人材紹介サービス「doda」の調査によると、
「あなたが転職するとしたら、転職した先で活躍する自信と不安はどちらが大きいですか？」
という質問に対し、転職に対して不安の方が大きいと感じている人は55.5％でした。
もちろん転職に関する不安は活躍できるかどうかだけではありませんが、不安を抱えながら転職活動に臨んでいる人は多いということです。
自分だけこんな風に感じていておかしいのかな？なんて不安になることはありませんからね。
失敗しない人はいない
世の中に完璧な人はいませんし、企業の採用担当も、完璧な人を採用しよう！とは思っていないはずです。
たとえ面接の場面で一部失敗してしまっても、挽回の機会はいくらでもありますから、落ち込むより切り替えが大切です。
また選考に落ちてしまったとしても同じです。
失敗は必ずするものだと考えておき、次に良い求人が見つかった時のためにどれだけ早く切り替えられるかが勝負だと思いましょう。
転職には運も影響する
転職にはタイミングも重要ですから、たまたま直前に募集人数を満たす採用が出てしまって、選考を通らないなんてことも。
選考に落ちると自分を否定されたような気持になりますが、あなたの実職とは別に本当に運が悪かっただけかもしれません。
あまり落ち込まず、ご縁がなかったのだと思って割り切りましょう。
自信満々の人の方が失敗しやすい
自信のない人からして見ると、自信に満ちた人は自分にはないものを持っていていいなあ、なんて感じることもあるでしょう。
しかし実は、自信満々の人の方が油断して準備を怠りやすいところがあります。
またあまりに自信満々な人は、傲慢さが態度に出て面接官に悪印象となることも。
程よく謙虚で控えめな方の方が、信頼できる印象を与えることもあるのだと覚えておいてください。
転職活動に対する不安を解消する5つの方法
転職で成功する自信がない方は、転職活動に対して不安感を抱いていることもありますよね。
転職活動は確実に成功が約束されているものではありませんから、不安に感じるのも無理はありません。
転職活動に対する不安を解消するために、下記の5つの方法を試してみてください。
- 自分の長所と短所を理解する
- 転職する理由を明確化する
- 若いなら年齢を武器にするのもあり
- 自分の市場価値を把握する
- 転職の専門家に相談してみる
以下で詳しく解説していきます。
自分の長所と短所を理解する
転職に不安を抱えている方は、まず自分の長所と短所を理解するところから始めることをおすすめします。
主観的に見たものでも第三者からみたものでもOKです。
長所と短所を理解したら、次にそれぞれをどう言い換えられるかを考えてみましょう。
短所でも別の角度から見たら、長所になる可能性もあります。
自分のことを知って、転職活動で使える武器を身に着けておくことをおすすめします。
転職する理由を明確化する
転職に不安を抱えている人の多くが、転職する理由を明確化していません。
転職理由はいわば転職活動の軸となる部分ですから、軸がブレていると転職活動に漠然とした不安を抱えてしまいます。
現在の職場から離れたいと思った理由を書きだしてみて、その中でも特に許容できないものをチェックしてみてください。
転職理由が明確になると、「この条件だけは外せない！」「不満を解消できる職場に転職したい！」という気持ちが出てくるようになります。
目標が定まると、転職活動に対する不安も軽減されてくるでしょう。
若いなら年齢を武器にするのもあり
若いのであれば、年齢を武器に転職活動をする方向性に舵を取るのも、転職に対する不安を解消できるでしょう。
20代の転職活動であれば、ポテンシャルを活かした転職活動が可能です。
20代は他の年代に比べて社会人経験が浅い分、学んだことの吸収力が高いことに定評があります。
最近では入社してから3年以内に離職する新卒も増えている以上、企業側としても今後の企業体制のために若い人材を確保したい狙いがあります。
フレッシュさを武器に転職活動ができる強みを生かすことで、不安感を解消できる可能性があります。
自分の市場価値を把握する
転職活動に不安感を感じている理由として、自分が企業や社会からどんな評価を受けているのかが不透明な点にあります。
スキルや経験から自分の市場価値を把握しておくことで、転職活動に対する不安感を軽減できる可能性があります。
市場価値を確認する際には、スカウト型の転職サービスに登録して、特別スカウトが来る企業の提示する条件をチェックするのが一番手っ取り早いです。
現在のスキルで提示されている年収や待遇をみて、自分の第三者からの評価を元に、方向性を定めてみましょう。
転職の専門家に相談してみる
転職の不安感が抜けきらない人は、転職の専門家に相談してみるのもひとつの手です。
特に転職サイト・エージェントのコンサルタントは、様々な人の転職活動をサポートした実績があります。
専門家に相談してみることで、専門家の目線からみた評価を得られます。
自分の立ち位置を理解することで、転職に対する不安感も払しょくされるでしょう。
転職に自信がなかった人の体験談
初めての転職で全く自信がなかったのですが、転職エージェントに登録してアドバイザーから「この経歴とスキルがあれば、待遇アップしての内定獲得も十分狙える」といわれました。
自分では自信を持てませんでしたが、客観的には十分評価されるスキルを持ていたんだとわかり、不安が軽くなりました。
エージェントの方は転職サポートのプロなので信頼できましたし、その後も手厚く支援してくださり、無事内定をもらうことができました。20代 女性
ネットで自分と似たような境遇の方の転職体験談を見たら、意外にも成功のエピソードが多く載っていて驚きました。
中にはもちろん選考に落ちた体験談もありましたが、原因の考察や次回選考のための改善点なども記されていて、勉強になったとともに転職への心の準備も整っていく感覚がありました。
同じような立場の方の成功体験は自分の自信になり、失敗体験は同様の失敗をしないための備えとして非常に役に立ちました。40代 男性
第三者の力を借りてみるのも方法
転職に自信がない時の対処法や、考え方・気持ちの持ち方などについて解説しました。
転職は自分の今後の人生にも大きく影響する事柄です。
失敗したくないと思うほど、今の自分が転職に踏み切って本当に大丈夫なのかと不安になってしまいますよね。
そんな時は、自分が転職のどの過程で特に自信がないのかを整理してみましょう。
原因が分かればおのずと対処法も見えてきますからね。
もし一人で原因の分析をする地震がない時は、転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。
転職のプロが転職活動をトータルサポートしてくれますので、興味があればぜひ活用してみてください。
