金融の転職で志望動機に悩んでいる人は、この記事をチェックしましょう。
金融業界への転職成功のカギは、志望動機と言っても過言ではありません。
今回は志望動機の考え方から、おすすめしないNG例まで、幅広い内容をまとめました。
金融業界への転職を考えている人にオススメの内容です。
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目次
金融の転職は志望動機の書き方にこだわろう
金融の転職は志望動機の書き方にこだわりましょう。
実際に応募書類を書き始める前に、自分の目指す分野の仕事にマッチするか確認してください。
志望動機の書き方として、明るい言葉を使ってポジティブな文章を作ることも重要です。
まずは、志望動機の書き方とそのポイントを確認しましょう。
金融の転職で目指す職種とマッチするか
志望動機は、金融の転職で目指す職種とマッチしたものを作ってください。
具体的に自分がどんな分野で活躍したいのか、企業の特色を合わせて文章にしましょう。
金融業界は職種が多岐に分かれているので、迷っている人はまず目標となる転職先を決めなくてはいけません。
銀行を例にすると都市銀行や地方銀行、ネット銀行などがあり、企業から求められるスキルもそれぞれ異なります。
志望動機と応募先の事業にズレが出てしまうと、企業が納得できる理由が用意できないので注意してください。
転職先の企業を志望する理由
転職先の企業を志望する理由を詳しくまとめましょう。
金融業界のなかでも、なぜその企業で働きたいのか、どんな部分に自分がマッチすると感じたのか説明することが重要です。
企業説明会などで感じたことを志望動機に組み込めば、理由に信ぴょう性が生まれます。
業種によって提供する商品はさまざまなため、転職希望先にしかないサービスを含めて志望動機を用意しても良いでしょう。
企業ならではのポイントに重点を置いて、転職の応募書類を作ってください。
転職で金融業界を志望した理由
転職先として金融業界を選んだ理由を志望動機にまとめましょう。
なぜ志望したのか、金融業界でなければ達成できない目標を明確にすることが重要です。
お金を取り扱う仕事でしか経験できない業務は、どんなことか洗い出してください。
自分の強みや実績を含めて、企業に金融業界を志望した考えを伝えられるとベストです。
金融機関は接客業のように商品やサービスを提供する仕事です。
なぜ他の仕事ではなく、金融機関へ転職を考えたのか具体的に伝えましょう。
ネガティブな言葉を使わない
転職活動でネガティブな言葉を使うことは避けてください。
企業から入社後に長く活躍するイメージを持ってもらえるように、明るい言葉で志望動機を作りましょう。
応募者が発することにネガティブの印象が強いと、採用を見送られる危険性があるので注意が必要です。
「仕事が続かないのでは」「業務に対する意気込みが感じられない」といったマイナスのイメージを避けてください。
退職理由や自己PRと方向を合わせる
志望動機は退職理由や自己PRと方向性を合わせましょう。
志望動機とほかの応募書類に方向性の違いが見られると、企業は矛盾を疑ってしまいます。
「本当の転職理由を隠しているのではないか」といったように、採用担当者に不信感を与えることは避けてください。
方向性があっていないと「転職できるならどの会社でもいいのでは」「自社に貢献できるイメージが湧かない」と考えられるおそれがあります。
金融の転職で重要な志望動機の構成
金融 の転職で重要な志望動機ですが、以下の通りに効率的な作り方があります。
- 志望動機は結論から書く
- 結論に至るエピソードを紹介
- 入社後の目標を伝える
本格的に用意を始める前に、まずは志望動機の構成についてチェックしてください。
金融だけでなく他の仕事への志望動機にも共通しているポイントのため、覚えておいて損はありません。
1.志望動機は結論から書く
志望動機は、始めに結論から書きましょう。
なぜ金融業界や転職先の企業で働きたいのか、簡潔にまとめてください。
結論をまとめるためには企業研究が重要です。
応募先の公式サイトから経営理念や企業方針をチェックしましょう。
求める人物像や活かせるスキルは、求人条件から確認できます。
企業が求める人材にマッチするように、魅力的な志望動機を書いてください。
志望動機は、企業のどんな部分に魅力を感じるのか、特徴を踏まえて伝えることが重要です。
2.結論に至るエピソードを紹介
次は、結論に至るまでのエピソードを紹介しましょう。
応募の理由や背景を紹介すると、より説得力のある志望動機が作れます。
なぜその企業を知ったのか、どんな経験から応募に至ったのかだけでなく、貢献できることを簡潔にまとめてください。
これまで経験した転職のきっかけとなるエピソードも、工夫しだいで魅力的な志望動機になります。
3.入社後の目標を伝える
志望動機の最後に、入社後の目標を伝えましょう。
入社した後はどのように企業で活躍したいのか、経験や能力の活かし方を目標としてまとめてください。
例をあげると、知識や資格があれば、お客様サポートや業務効率化に発揮できます。
豊富な営業経験があれば、努力しだいで売り上げアップに貢献できるでしょう。
自分の発揮できるスキルから逆算して、入社後はどんなことで活躍をしたいのか詳しく伝える方法がベストです。
入社後の目標を伝えると、企業はどんな働き方ができるのか把握しやすいので、積極的にPRしてください。
自分に合ったキャリアプランのためにも、仕事における目標の設定は転職で重要です。
金融の転職先ごとに志望動機の書き方をチェック
金融業界と一言でいっても、職種は多岐に渡ります。
企業ごとに部門が分かれているので、ベストな志望動機の書き方を確認しましょう。
基本的な志望動機の書き方について詳しく紹介します。
銀行の場合
金融業界の銀行は地方銀行、都市銀行、信託銀行、ネット銀行などに分かれています。
銀行への転職を考えている人は自分はどの分野で活躍できるのか、本格的に活動する前によく考えましょう。
おもな銀行ごとに、志望動機の考え方をまとめました。
地方銀行
決められた地域の銀行は、経済活性化について触れてもいいでしょう。
金融商品や事業内容に合わせて、地域を対象とした金融業で活躍するためのポイントをまとめてください。
これからの地方銀行の重要性についても、丁寧に伝えることが大切です。
都市銀行
都市銀行は大手企業を顧客に持っている、大規模な銀行のことです。
グローバルに展開している都市銀行も多く、サービスの幅がとても広いことが特徴です。
どのようにスキルを使って営業に貢献できるのか、面接担当者の視点から考えると志望動機が書きやすいでしょう。
信託銀行
信託銀行は金銭だけでなく、株価証券や不動産・動産といった資産を管理する銀行です。
資金設計のサポートや企業独特の金融商品に興味を持っていることをアピールしましょう。
志望動機には、信託銀行でしか達成できない目標を含めることもおすすめです。
ネット銀行
ネット銀行は、インターネットを使って顧客とやり取りをする銀行です。
決算システムへの理解や、Fintech（フィンテック） についての深い知識を証明できれば、魅力的な志望動機が作れるでしょう。
金融（Finance）と技術（Technology）を合わせた言葉から来た造語
金融サービスとIT技術を結びつけたシステムや動きのこと
証券会社の場合
証券会社向けの志望動機は、どのように活躍するのか、社会に貢献できることを軸に考えてください。
株式や FX といった投資商品は、多くの証券会社の目玉商品です。
それだけでなく、証券会社が企業の社債を発行すれば、資金調達のサポートが可能でしょう。
投資の有効性とリスクについて勉強し、ある程度の知識を付けてから証券会社への応募書類を作ってください。
保険会社の場合
保険会社は病気やケガに備える「生命保険会社」と、事故に備える「損害保険会社」の2種類があります。
保険会社によって得意分野や企業の雰囲気、経営方針が大きく異なるので、転職前によくチェックしましょう。
自分が発揮できるスキルと企業の方向性を合わせて、志望動機や自己 PR といった応募書類を用意してください。
金融の転職に使える！志望動機の例文を紹介
ここからは金融の転職で参考にできる志望動機を紹介します。
自分の体験を交えることで、信ぴょう性の高い志望動機が作れるでしょう。
意気込みだけでなく、転職先で活躍が期待されるようなエピソードを交えてください。
銀行向けの志望動機例文
私が銀行業界を目指した理由は、お客様を金融面から支えられる仕事に就きたいと考えたからです。
貴行は全国展開をしている銀行としてトップレベルのため、他行よりもレベルの高い提案ができると感じました。
これまで経験した業務では接客スキルやコミュニケーション能力が習得できました。
入社後はお客様の課題解決のために、自分の持っているスキルをフルに活かしたいです。
お客様に付加価値のある商品を活用してもらうためにも、積極的に行動します。
証券会社向けの志望動機例文
私は生活の質向上のために、資産運用の需要が高まることを考え、貴社を希望しました。
証券業界の中でも、貴社は投資商品の種類が豊富で顧客サポートに定評があります。
学生時代にFXや積立投資について学ぶ機会があり、資産運用に大きな興味が沸きました。
人々の資産運用への不安を払拭し、お客様に合った商品を提案できるように努めてまいります。
生命保険会社向けの志望動機例文
私が生命保険業界を志望した理由は、お客様に寄り添う形でサポートできる業務をしたいと考えたからです。
学生時代に友人の親族が亡くなりましたが、生命保険によって無事大学卒業まで問題なく過ごしていました。
当時は、個人や家族を支える生命保険の重要性について、痛感したことを覚えています。
貴社は保険商品だけでなく関連サービスも豊富なため、個人にベストなサポートができると考えております。
これまで培ったコミュニケーション能力やチームワークをもとに、貴社で活躍することが目標です。
損害保険会社向けの志望動機例文
私は人々の生活を、経済面で支える仕事がしたいと考え、貴社に応募させていただきました。
事故によるケガや自然災害による被害など、生きていく中でさまざまなリスクが考えられます。
業界のトップである貴社は新商品開発が盛んで、お客様にトラブルが発生した場合も柔軟に対応できると考えております。
これまで培ったプレゼンテーションスキルや折衝能力を発揮して、貴社で営業職として活躍することが目標です。
金融の転職でNGな志望動機を紹介
金融業界への転職でNGな志望動機を紹介します。
とくに以下の4つは、採用される可能性が低くなるので避けましょう。
- 金融業界の待遇のよさを伝える
- 他の業種や業界でもできる目標を話す
- 経済を回したいというイメージしづらい動機
- 実務にかかわらない数字への強さを前面にだす
金融業界の待遇のよさを伝える
金融業界は待遇や年収の水準が高く、そのことを目標に転職を考える人もいるでしょう。
しかし、志望動機や応募書類で、待遇の良さに惹かれて応募したことを伝えるのは避けてください。
企業はどのように会社に貢献できるかを判断して、応募者の採用を考えます。
待遇の高さばかりに目が行くと「より高い年収の企業が見つかったらすぐ辞めるのでは」といった懸念を持たれてしまいます。
個人的な待遇の良さに関する期待は、転職先の企業には不要な情報なので伝える必要はありません。
他の業種や業界でもできる目標を話す
他の職種や業界でもできる目標は、志望動機としてふさわしくありません。
金融業界だからできる仕事で、どのような成果をあげたいのか具体的に伝えましょう。
「地域に貢献する」「人々の生活を支える」といった目標だけに特化してしまうと、なぜ金融業界に転職するのか分かりにくくなります。
「他の仕事でもできるのでは」といった質問を面接でされないように、志望動機は丁寧に作りこむことが重要です。
経済を回したいというイメージしづらい動機
金融業界への転職でありがちな理由に「経済を回したい」「経済活動を担いたい」といったものがあります。
しかし、企業にとってイメージしづらい目標なので、志望動機としておすすめしません。
そもそも経済活動にかかわる仕事は多く、金融業界だけとは限らないので注意しましょう。
一例をあげると、接客業やサービス提供、販売や製造業も経済に関わる仕事です。
なぜお金を扱う仕事に就きたいのか、採用担当者が納得するくわしい理由を用意してください。
実務にかかわらない数字への強さを前面にだす
数字への強さや、計算の速さを前面に出しても、金融業界の採用担当者からは評価されにくいでしょう。
基本的に金融業界では個人で計算したり、お金を暗算したりする実務はほとんどありません。
高い正確性が求められる業務のため、コンピューターやシステムを利用することがほとんどです。
数字や計算に関わる能力をアピールしても、思うようにプラスの印象に結びつかない可能性が高いので注意してください。
金融の転職は志望動機に力を入れよう
金融業界への転職は志望動機に力を入れましょう。
自分は広い金融業界のどの分野で活躍したいのかよく考えて、応募する求人を選んでください。
企業がどんな人材を求めているのか洗い出し、貢献できるスキルや実績のアピールが重要です。
必要なポイントを簡潔にまとめ、明るい言葉で志望動機を用意しましょう。
