正社員として事務職に転職するのは難しい?採用を勝ち取る方法とは

正社員として事務職に転職するのは難しい?採用を勝ち取る方法とは

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出産や育児などのライフイベントがある女性にとって、長く働ける事務職は人気のあるお仕事です。

しかし正社員としての採用枠はとても少なく「狭き門」と言われています。

ではどうやったら、事務職で正社員への切符を勝ち取ることができるのでしょうか?

この記事では、人気の事務職へ正社員として採用されるためのポイントを詳しく紹介していきたいと思います。

ライバルが多いからこそ、事前のリサーチと対策が重要ですよ。

事務職の正社員採用が難しいワケは?

20代で営業としてバリバリ活躍していた女性が、結婚を機に事務職へ転職したいという話はよくある話です。

また派遣社員として働いている人が、安定のために正社員を希望し転職活動を始めるケースもあります。

近年の転職市場は「売り手市場」と言われていて、転職しやすい仕事が増加しています。

そんな状況のなか、事務職だけは求人倍率が低く0.24倍。つまり1人の募集に対して4人の求職者が応募しているということです。

求人数が圧倒的に少ない

近年では、正社員での事務職の募集自体が減少傾向にあります。

その理由は、多くの企業が派遣社員のような非正規社員で穴埋めしているからです。

事務はバックオフィス業務のため正社員にこだわる必要がなく、パソコンのスキルも派遣社員でまかなえるため、お金がかかる正社員は新卒採用がほとんです。

産休・育休制度の充実により退職者がいなくなった

大企業を中心に、産休や育休についての柔軟性が高くなり、時短勤務などで復帰しやすい環境が整ってきています。

そのため一昔前のように、結婚や出産で退職する人が少なくなったというのが現状です。

また核家族化の影響で共働きが増え、女性も家計を支えるという家庭が増えています。

退職者が出たとしても新卒採用で補充されることが多いため、正社員での中途採用は稀です。

「条件がいい求人には、1人の枠に200人〜300人の応募がある」と話している転職コンサルタントもいますので、厳しい転職市場であることは間違いありません。

IT化・AI化の普及

将来なくなるかもしれない仕事として真っ先に挙げられるのが事務職です。

筆者の知人でも、10年近く貿易事務に携わっていた社員が、「いずれAIの普及によってあなたの仕事はなくなります。

今後のキャリアプランを考えて下さい」と言われた人もいます。

野村総合研究所の調査によると、10年〜20年後には約50%の仕事がAIやロボットにとって代わられるという結果が出ています。

現在、単純作業やデータ入力のみの仕事をしている方は、危機感を持った方がいいかもしれませんね。

事務職で正社員になる3つの方法

事務職で正社員になることがどれくらい難しいことか理解できたでしょうか。

次に、その狭き門を通過するための3つの方法を紹介していきます。

社員登用制度のある企業で派遣社員やアルバイトとして働く

事務職の求人は少なくなっていますが、派遣社員やアルバイトでの募集は案外多いものです。

そこで入り口は非正規社員として入社し、半年後や1年後に正社員としての雇用を勝ち取る方法があります。

メリットは会社の内情や雰囲気を知った上で社員になれるという点です。

仕事を探す際は「社員登用制度あり」という条件が提示されている企業を選びましょう。

紹介予定派遣で働く

紹介予定派遣とは、はじめは派遣社員として派遣先企業に勤務し、半年間の派遣期間が終わったと同時に正社員へなれる働き方です。

ただし本人と派遣先企業の同意が必要になります。

勤務態度が悪かった場合は正社員としての採用には至りませんので、仕事を真面目にこなす、遅刻をしないなど最低限のルールは守りましょう。

未経験の職種であっても、実際に働いてから正社員として続けていくかを決められるので、安心してスタートすることができます。

派遣で経験を積み同業種の企業に正社員として応募する

事務職では未経験の募集は少なく、即戦力が求められることが多いのが特徴です。

そのためまずはハードルの低い派遣社員として、事務職を経験する方法があります。

そこで大切なのが、経験を積んだあとは転職先も同じ業種を選択するということです。

同じ業種であれば専門用語や予備知識があるため、一から仕事を覚える必要がありません。

企業側も教育に時間を割くことなく、スムーズに業務に慣れてもらうことができます。

正社員になるには派遣社員以上のスキルが必要

派遣社員でも十分に機能するのが事務職ですので、正社員になるには派遣社員以上のスキルを求められます。

では具体的にどんなスキルが必要なのか、詳しく解説したいと思います。

パソコンスキルは必須

事務職はPC作業が多いため、パソコンのスキルは持っていて当然です。

知識がなくて許されるのは新卒入社の社員だけだと思って下さい。

あなたが販売やサービス業でほとんどパソコンに触れていない、もしくは知識がない場合は、パソコンの操作が学べるスクールに通うことをお勧めします。

未経験であればMOSの資格もとっておいた方がいいでしょう。

「勉強しました」というだけでは、即戦力にならないと判断されるため、履歴書に書ける資格が必要です。

周りと差をつけるなら英語力と経理の知識

ライバルに勝つためには、英文のメールの読み書きができる、海外の顧客との電話対応が可能というような語学力があると強みになります。

TOEICのスコアが高い、留学経験があるという場合は、外資系や海外進出を目指している企業を狙って応募するといいでしょう。

また企業は売上拡大や事業拡大のために活動を行っているため、経理の知識があると転職に有利です。

もちろん財経部門でなくても、秘書や営業事務、貿易事務でも役に立ちます。

資格はなくても知識があるだけで、仕事を理解する度合いやスピードも変わってきますので、基本を抑えておくことが重要です。

事務職のメリットとデメリット

事務職の経験がない方に、メリットとデメリットをお伝えします。

両方を踏まえた上で、自分自身が事務職に向いているのかの判断基準にして下さい。

メリット

  1. 未経験でも始めやすい
  2. コツコツした作業が多く達成感が得られる
  3. 転勤やノルマがない
  4. やりがいがあり周りに感謝される
  5. スキルが身につく
  6. 退社時間をコントロールしやすい

事務職は一見地味な仕事に思われがちですが、社内ではそれなりの権力を持てる仕事です。

事務員がいないと仕事が進まないという男性社員も多いことでしょう。

さらにPC作業をする中でスキルや情報処理能力が身につきます。

仕事の幅を調整しやすく、プライベートの予定を入れやすいのもメリットです。

また転勤もほぼないため、結婚しても長く続けることができます。

デメリット

  1. 一定の年齢から給料が上がらない
  2. ルーティンワークである
  3. 努力や実績が認められにくい
  4. 代わりが効く仕事が多いため転職に不利

新卒入社の場合は30歳くらいまで順調に昇給しますが、それからはじわじわとしか給料が上がらない会社が多いようです。

成果がでにくい仕事であるため、評価されることもほとんどありません。

ただノルマがなく安定して働くことができるというのは、他の職種ではあまりないため、事務職の需要はまだまだ上がり続けるでしょう。

事務職で正社員になるには中小企業が狙い目

正社員での事務職への転職はむずかしいと冒頭で伝えましたが、中小企業であれば採用される可能性が上がります。

その理由は2つあって、日本企業の約9割が中小企業であるということと、少子化により人手が足りていない企業が多いためです。

大企業は女性の働きやすい環境が確保されている

誰もが安定した大企業への就職を実現したいと思っていますが、倍率が高く空きがでてもすぐに埋まってしまいます。

また社員数が多いため、一人一人の仕事量が適量で働きやすく、退職者が少ないことも要因のひとつです。

中小企業で重視されるのは即戦力と業界経験者

中小企業では即戦力を求められるため、未経験者の採用はほとんどありません。

さらに会社の人数が限られているため、マルチタスクであることを理解した上で入社する必要があります。

「一般事務」で募集していても、部員の経費精算などの経理的な仕事があったり、顧客へ商品を届けるなど外出が多かったり、重要な決算業務も担当したりと色々な要素が求められます。

慣れるまでは大変ですが、経験を積むと会社に必要不可欠な存在になれるのがメリットです。

正社員になりたいなら今すぐやるべきこと

事務職で正社員になりたいなら、人と違ったスキルを持つことが重要です。

まずは以下の2点を参考に転職計画をたて、今すぐ行動に移しましょう。

今の企業で実績を残す

今の職場で決められた業務しかやってこなかった人は、何かしらの実績を残して下さい。

例えば「売上データの集計をやっていた」といっても、既存のデータに数字を入力するだけでは何のアピールにもなりません。

そこで「ピボットテーブルの機能を使って一から資料作りに携わった。

上司や課員が見やすいよう修正を重ね、社内でも共有されるようになった」というと、どれほどのスキルを持っているかが具体的に伝わります。

自己分析で将来のビジョンを明確にする

これまでどんな経験を積んできたか、自分の武器は何かを考え、これからのキャリアプランを立てましょう。

ただ「正社員になりたい」という理由だけでは、履歴書で落とされてしまうかもしれません。

「この企業に入ったらこんなふうに活躍したい」「この分野に特化した知識を身につけ会社に貢献したい」などの明確な目標を持ちましょう。

「入社してみると仕事が思った以上にキツかった」「求人には残業なしとあったのに、実際働いてみると毎日残業があった」というようなギャップが発生した場合に、目標がないとなかなか続けられません。長く働くためにも、自分の目標を決め、それに向かって努力を惜しまないことも重要です。

事務職で正社員を目指すなら即行動

正社員での採用はハードルが高いですが、実際に転職を成功させている人は大勢います。

そんな人は悩むだけの時間を消費せず、目標に向かって一歩一歩進み成功を掴んでいるのです。

正社員になれると安定した収入が手に入り、雇用期間に関係なく定年まで働くことができるので、そのための努力をすぐに始めてみましょう。

スキルと夢があれば、きっと成功を掴むことができます。

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