時間や場所に縛られることのない働き方を目指してフリーランスになったけど、業務委託先から正社員にならないかという打診を受けることもあります。
業務委託で働いていたけど、毎月の安定した給与に傾き正社員という働き方に戻りたい、企業からすると高いスキルを持つ業務委託の人材を正社員として確保したいなど、両方の考えから正社員になることもあります。
そこでこの記事では、転職するメリット・デメリットなどを解説します。
目次
結論業務委託から正社員にはなれる
結論から言うと業務委託から正社員にはなれます。
どのようなステップで正社員になるのかは、その人によって違いますが、業務委託している企業がスキルを持つ人が欲しいとなると、委託している人材から探すことは珍しくありません。
また打診がなくても、業務委託で培ったスキルと経験を活かして転職活動も可能です。どのようなステップで業務委託から正社員になるのか、それをここでお話します。
委託先の企業からの打診を受ける
意外と多いのが、業務委託を結んでいる企業から「正社員にならないか」という打診を受けるパターンです。
企業が業務委託を結ぶメリットは、スキルの高い人材の確保だけでなく業務委託で２低コストでの業務遂行や外部のノウハウを活用できるなど、大きなメリットがあります。
業務委託で確保した人材だけど、業務進めていくうちにそのスキルの高さに正社員になってほしいと打診されることがあるのです。
季語湯側が考えていたスキル以上のスキルを持っているときに、このような打診を受ける人もいます。
業務委託のスキルと経験を活かしてイチから転職活動をする
業務委託でフリーランスとして活躍するには、一定のスキルをもつ即戦力となることが大切です。
業務委託として働きながら高いスキルを身に着けて行くことも可能です。
培ったスキルや経験を元に、一から転職活動をして正社員になるという人はもちろん、高いスキルが求められる業務委託での経験があれば、即戦力として正社員採用したいという企業はたくさんあります。
このようなステップで業務委託から正社員になることもあるでしょう。
業務委託から正社員に登用されるメリット
業務委託から正社員になる過程は人によって様々ですが、正社員になれないというわけではなく、むしろフリーランスとしてのスキルや経験を活かせれば、即戦力として重宝されることもあります。
業務委託では時間や場所に縛られず、自由に働けることにメリットを感じている人が多くいます。
しかし一方で、収入が安定しにくいなどのデメリットもあり、安定して給与を得られる正社員になろうと思うこともあるでしょう。
そこでここでは、業務委託から正社員になるメリットを解説します。
スキルや経験にあわせたポストが用意されることがある
スキルや経験の豊富な業務委託から正社員になると、そのスキルにマッチするようなポストを用紙してもらえることもあります。
高いスキルや経験を活かして即戦力として採用すれば、業務がスムーズになり、売上に繋がることもあります。
業務委託から仕事を始めてから正社員であれば、スキルのミスマッチを防げ企業にとってもメリットは大きいと感じています。
履歴書だけではわからないスキルを確認する意味でも、業務委託は役割を果たしています。
高いスキルや経験があれば、業務委託のときより人件費をあげても採用したいと思ってもらいやすくなるため、会社の重要なポストが用意されていることがあるのも、正社員になるメリットです。
社会保険に加入できるので労働者の立場が守られる
正社員になるメリット二つ目は、社会保険に加入でき労働者の立場になることで会社に守られる存在になれることです。
業務委託でフリーランスとして働くということは、自分で事業を起こす個人事業主となるため、加入できる社会保険は国民年金保険と国民健康保険の2つに限られてしまいます。
しかし正社員になれば、健康保険と厚生年金・労災保険・雇用保険と加入できる保険は増えます。
特に労災保険と雇用保険は、労働者を守るための意味合いが強い社会保険で、病気やケガ・失業したときに必要となります。
さらに健康保険料は会社と折半になるなど、社会保険料の負担も減ります。
このような社会保険に加入できるのは、正社員として企業に勤めている大きなメリットとなっています。
収入が安定している
業務委託では、自分で営業して仕事を取ってこなければ収入を得られません。
しかし正社員であれば、毎月決まった日に給料がもらえ安定した生活ができます。
また自分で営業する必要もないため、収入を心配するような精神的な負担を減らせます。
さらに収入が安定しないからという理由から正社員を目指す人も多く、正社員になる大きなメリットと言えるのです。
業務委託から正社員に転職するデメリット
業務委託から正社員になると、収入が安定する・社会保険に加入できるなどさまざまなメリットがあります。
フリーランスとしてスキルを磨きたくても、仕事がなければ収入を得られません。
このような不安定さから、正社員を目指す人もたくさんいます。
ただ業務委託から正社員を目指す際には、いくつか注意点に気を付けなければいけません。
ここでは業務委託が正社員になるデメリットを解説します。
担当する業務量が広がり雑務も増える
業務委託では、契約する企業とは対等な関係となるため、自分のスキルにマッチする仕事ややりたい仕事を選んで仕事ができます。
しかし正社員になると、企業と従業員という関係で会社から指示された業務をこなさなければいけません。
そのため担当する業務量が広がりやりたくないような、雑務と感じることもしなくていけないこともあります。
しかしこれはデメリットばかりではなく、雑務のなから新たに興味が持てることが見つかるかもしれません。
雑務が増えることはデメリットかもしれませんが、それだけではないということも知っておくべきことの一つです。
所得が減る可能性がある
業務委託では、自分がこなす業務量が多ければそれだけ収入も増えます。
しかし正社員は安定していますが、業務委託として頑張っていて報酬が高かった場合は、転職することで収入が落ちてしまうこともあります。
安定して毎月給料をもらえるのは嬉しいことですが、どれだけ業務をこなしても給与は一定で業務委託から見ると所得が減ってしまったと感じることもあるでしょう。
業務委託をやめて正社員なる前に、所得が減っても大丈夫かをきちんと確認して、所得が減っても大丈夫なタイミングで転職するようにしましょう。
やりたいことが出来ない可能性がある
正社員になった場合、これがやりたいと思える仕事ばかりではなく、中にはやりたくない仕事を命ぜられてしまうこともあります。
業務委託で自分一人でやっていれば仕事を選べますが、企業に勤める正社員となるとそう言うわけにはいきません。
断ってしまうと社内での立場が悪くなってしまう可能性もあります。
このようにやりたいことだけをやっていたいという気持ちでは、正社員になるのはデメリットが大きくなってしまいます。
このことも正社員になる前に知っておくべき事項です。
業務委託先から正社員を打診されたときのチェックポイント
業務委託から正社員になるステップの一つとして、委託先から打診されることもあると解説しました。
スキルが事前に分かっているため、ミスマッチも起こりにくく企業にとってもとてもメリットの大きい採用方法です。
ただ打診された人は、正社員になった後に後悔しないようにいくつかのチェックポイントを知っておくのがおすすめです。
そこでここからは、業務委託先から正社員を打診されたときのチェックポイントを解説します。
ぜひ参考にしてください。
提示されている年収が適当か
まず転職条件として年収がスキルや経験と合っているのかを確認してください。
あまりに安すぎる年収を提示されているのに転職してしまうと、生活レベルが下がってしまい「転職しなければよかった」と後悔に繋がってしまう可能性があります。
適切な年収であるかをきちんと確認し、問題ないとなったら転職するようにしてください。
副業の規定はあるか
転職先候補となる業務委託先に副業に関する規定があるのかも、確認するべき事項の一つです。
正社員になってもスキルを磨き続けていきたいとなった場合、副業をしたいと思うこともあるかもしれません。
しかし副業が会社の規定で禁止されていると、したくてもできません。
そこできちんと事前に調べ、副業ができる会社を選ぶのも後悔しないためには必要なチェックポイントです。
福利厚生が充実しているか
正社員と業務委託の違いの中には、福利厚生が活用できる・できないというポイントもあります。
そこで拭き構成がどのくらい充実しているかもチェックポイントの一つです。
IT系などベンチャー企業ではユニークな福利厚生を用意している会社も多く、それに魅力を感じて入社する人もたくさんいます。
ずっと働き続けたいと思えるような会社であるのか、それを判断するためにも福利厚生は大切なポイントです。
自分のいいと思える福利厚生があるのかどうかも確認しておくと、会社としての成長性を図るうえでも役に立つでしょう。
業務委託から正社員に転職するなら事前によく吟味しておく
業務委託から正社員になれるのかについて解説しました。
業務委託には高いスキルを求められるため、その経験を活かして正社員になることは可能です。
むしろスキルや経験が豊富だと、企業からも即戦力として採用したいと思われることもあります。
もし業務委託から正社員になる選択をするのであれば、その企業についてよく調べて後悔のない選択をするようにしましょう。
