【2024下半期MVP】対談:成功メソッドの横展開。圧倒的成果を出し続けるエースが描く未来像

圧倒的なインパクトでMVP4連覇を果たした緒方 悟さん。個人として結果を出し続けると同時に、チームとしても大きな成果をあげています。今回は、その強さの秘訣を徹底深掘り。インターン時代から現在までを知る直属の上司、マーケティングプランニング事業部 中島里佳 部長代理と対談形式で語っていただきました。


<プロフィール>
緒方 悟(Satoru Ogata)
マーケティングプランニング事業部 第1 課長

2019年3月、慶応義塾大学2年生の時から長期インターンに参加。内定直後に、新規インターネットメディアの法人営業・制作・広告運用を任される。2021年4月に正社員として入社し、マーケティングプランニング事業部 第1に配属。現在は同部第4課長としてマネジメントにも携わる。社内表彰制度「TOSHO AWARD 2024」下半期では、MVP4連覇を果たす。

・対談相手
中島里佳 (Rika Nakajima)
マーケティングプランニング事業部 部長代理

2016年夏から長期インターンに参加し、2017年4月に新卒入社。初めて任されたのは赤字事業だった人材系プロジェクトで、悪戦苦闘しながらも成功軌道にのせる。2020年に課長に、2023年には部長代理に昇格。「TOSHO AWARD 2024」下半期に、個人・チーム全5賞のうち4賞を獲得し、圧巻の強さを見せつけた部を率いている。

勝ち続ける強さの秘訣を2つの視点で分析

ーまずは、「TOSHO AWARD 2024」下半期でのMVP受賞・4連覇、おめでとうございます。チームとしても素晴らしい結果を残していますが、成功の秘訣を教えてください。

緒方:

ありがとうございます。プレイヤーとしては現状維持はしたくない、過去の自分にもメンバーにも負けたくないという気持ちがベースにあり、この想いが成功の鍵のひとつだと思っています。

以前は、他社を追い抜いて業界No.1になることを目指していました。その目標は達成できたので、次のステージとして、別ジャンルでトップを獲りたい、過去の自分を超えたいと新たな目標を設定しています。2024年下半期は、メンバーのプロジェクトもどんどん結果を出して高い目標を掲げて取り組んでくれたので、課長としてはメンバーの成長を実感することが増えて凄く嬉しいです。でも、まだトップを譲る気はありません。今後さらに、私自身が過去の自分を超え続けて高い壁として存在することで、プロジェクトやチームの成長を加速させていきたいです。

ー中島さんは、緒方さんの成功の理由はどこにあると思いますか?入社当時から際立ったスキルを持っていたのですか?

中島:

何と言っても、アクション数と効率性を両立している点ではないでしょうか。

今でこそアクション数の重要性を誰よりも理解していますが、入社当時は効率重視で精度を求めていた印象です。例えば、自分なりの戦略を立てて、20個のアクション数で7~8個当たれば結果を出せると考えていたはずです。でも、まだまだできると思っていたので、「もっとやってみたら?」と声をかけていたのを覚えていますね。それを繰り返していたら、気づいたら緒方さんが20個ではなく100個の施策を打つようになっていました。

緒方:

確かに、中島さんや社長からもアドバイスをもらっていましたが、アクション数を増やすことの本質を理解できず、ただ言われたからやっていたこともありました。でも今は、可能性を広げるためにはアクション数が重要だと強く実感していますし、何度も自分と向き合い伴走してくださったから、今の自分があると思っています。

中島:

アクション数を増やしていく過程を見ている中で感じるのは、「ベンチマーク設定スキル」の素晴らしさですね。ベンチマーク設定のスキルも優れていると感じています。現状に満足せず常に基準を更新し続け、「次はここ」「その次はここ」と、成長への意欲が途切れることがありません。

本人からすると小学生の頃のエピソードを掘り起こされるような前の話ですが……。昔はやらない理由を探すタイプでしたね。アドバイスを素直に受け入れるタイプではなかったです。クライアントとの打ち合わせでモゴモゴ話さないとか、注意していた気もします(笑)。

私としてはありがたかったのですが、物事をハッキリ主張する性格でしたね。お互い若かったこともあって、よく言い合いはしていました。内容を覚えていないぐらい小さなことだったと思いますけど。でも、ある時を境にスイッチが入ったように急成長し、あっという間にチームはもちろん会社を引っ張っていく存在になりました。

抜群のチャンス発見力と試行錯誤の継続力

ー過去の自分を超え続けることは決して簡単ではありません。さらなる成長のために大切にしていることはありますか?

緒方:

感覚的なことになりますが、チャンスが落ちていそうな場所に居続けることは意識しています。企画や施策が百発百中することはなく、いろいろなことが上手くかみ合って結果に結びつくので、とにかくチャンスを逃さないようにしています。

そして、チャレンジし続けることです。同じことを繰り返すだけでは大きなインパクトは残せませんから。迷ったり悩んだりしても、中島さんは「やってみなよ!」と背中を押してくださるので、私は突き進むことができますね。

中島:

若いメンバーにチャレンジさせるのが東晶貿易の文化です。私自身も壁にぶつかったり失敗したりしながら、自分で必死に考えて、気づいたらできるようになっていました。ビジネスの右も左も分からないまま初めて任せてもらったプロジェクトは、なんと赤字。それはもう大変でしたが、今振り返れば貴重な経験でした。だから、メンバーにもチャレンジしてほしいですし、失敗もひとつの経験として積み重ねてもらいたいですね。

緒方:

そうですね。極端な話、目標を達成しなかったからと言って罰則があるわけではありません。ただ、成功すれば嬉しいことが待っていますから、もっと上に上にという想いは強くなります。そして、諦めずに思考錯誤しながらでもチャレンジし続ければ、絶対に成功できると思っています。

成長と成功を信じて託されたプロジェクトが事業の可能性も拡大させる

ーふたりにとって、特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

緒方:

中島さんからのオファーで担当することになったライフスタイル系サービスです。決まっていたのは参入する業界と広告出稿の開始時期だけ。具体的な方針や戦略は固まっていない状態で、何度か「緒方さんどう?」と声をかけていただき、最終的に「やります」と返事をしました。

中島:

もちろん信頼関係もありますが期待も大きかったです。緒方さんが得意な領域だと思っていましたし成功すると信じていたので、具体的なアドバイスしたり話を聞いたりすることも、ほとんどなかったと思います。もちろん進捗報告は受けていましたが、基本的には任せる姿勢を取っていましたね。

緒方:

だからと言うわけではありませんが、もしかしたら当初、中島さんが描いていたものとは異なるサービスになっているかもしれません。東晶貿易のビジネスモデルは、広告市場が大きな業界・ジャンルに参入して自社事業として拡大させていきます。そのため、既に成功している企業があるので、同じやり方をしているだけでは業界トップになれません。自分なりに市場調査をして伸びしろがあるところを見つけて、「この業界で勝つにはコレだ!」と方向性を定めて、二の矢三の矢まで組み立ててスタートさせました。戦略は功を奏し、順調に事業は拡大しています。

中島:

会社としても新たなチャレンジをしているプロジェクトなので、緒方さんならもっともっと成長させられると確信しています。

強烈なインパクトを与えながら、チームの成長と緒方イズムの広がりを目指す

ートッププレイヤーとしてプロジェクトを推進しながらマネジメントをする立場にいます。メンバー育成に対して、どのような考え方を持っていますか?

緒方:

実は、課長になったばかりの頃は、自分が全部やらなきゃと思って、メンバーのプロジェクトでも私が全部決めて、私の指示でメンバーが動くというスタイルになりかけていたことがあります。細かなアクションの積み重ねをしていく仕事なので、じわじわ苦しくなって、いろいろ試すのに上手くいかない、進んでいる気がしない。まわりの力を借りたり相談したりできずに苦悩した時期でしたね。ただシンプルにメンバーに成長してほしい、成功してほしいという想いで行動していたのですが…..なかなか軌道に乗らない。

でも、中島さんに「失敗も経験させればいいんじゃない」と言われて、ふと気づきましたね。自分自身もそうだったと。育成や指導するのではなく成長できる環境を与え、挑戦することで成長していくんだと。そこからは、伴走しながら独り立ちさせるというスタイルに変化しました。そして、プロジェクトの成功はもちろん、ビジネスパーソンとしてどのようになりたいかを聞いて、その目標が達成できるように一緒に取り組んでいます。

ー中島さんは、さらに広い視野でメンバーを見るポジションです。マネジメントする上で大切にしていることはありますか?

中島:

私は、みんなの表情や空気感を見て「体調は大丈夫かな?」「何かある?」と声をかけたり、俯瞰的に見て「人員配置はこうしたらスムーズじゃない?」と伝えたりしています。目標や売上はデータを見れば分かりますから、プロジェクトについて何か言うことはほとんどありませんね。

東晶貿易には、挑戦を応援する文化も根付いていますが、上司や部下という立場も部署も関係なく忖度なくフィードバックしたり、良いことは褒め合ったり、アドバイスを求められたら全力で協力する体制があります。私の役割はそうした文化を守りながら、チームやメンバーが挑戦できる環境、パフォーマンスを発揮できる体制を整えることだと思っています。もっと強くなって、部全体で成功を取りに行けるチームになりたいですね。

ー最後に、緒方さんの今後の目標を教えてください。

緒方:

メンバーには私を飛び越えてほしい。そして、自分のスタイルを見つけてそれぞれが新しいチームを持てる存在になってほしいです。こうした成長と広がりが事業や会社の成功にも繋がるはずなので、もっともっとメンバーが活躍できる環境をつくりたいです。

プレイヤーという視点ならば、正直まだまだ負けません。挑戦できていないこともあるので、さらに大きな売上・利益を狙っています。今まで、必ず前期の数字を超えてきたので、2025年上半期も絶対に過去一の成果を出してみせます。その先に、MVP5連覇、6連覇という結果がついてくれば最高ですね。

(インタビュー日:2025年2月18日)


半期に1度の一大イベント「TOSHO AWARD」。
イベントの舞台は、住友不動産六本木グランドタワー8階にある東晶貿易のオフィスです。2024年の7月から12月にあったGOOD & NEWなトピック発表と、スペシャルゲストによるショータイム。そして優れた成果を残し会社に貢献した個人やチームを称える表彰式の3部制で行われました。

表彰項目は2つの個人賞と3つのチーム賞があり、もっとも成功と成長をおさめた人・チームが選出されます。緒方さんはMVPのほか、チームでもベストセクション賞、ベストプロジェクト賞、ベストデパートメント賞も受賞。個人としてもチームとしても圧倒的なインパクトを残しました。