株式投資

「株式投資」と「不動産投資」どっちがおすすめ?それぞれのメリットデメリットを徹底比較

株式投資 不動産投資 どっち

さて、「株式投資」と「不動産投資」のどちらがおすすめかについて、両方している個人投資家である私が自分の経験に基づいて、考えていることをお伝えします。

新型コロナウィルスの影響で先行きの不安を抱き、給料だけに頼らず投資でもお金を増やしたいという人が増えてきています。

最初に、投資とはなにかといえば、大辞林によれば「利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること」です。

安心のために利益を得ることやお金を増やすことが投資の目的だとすると、損をしないことが大切です。そのためには騙されたりしないよう、どちらをするにも知識をつけていただくことが大切なのです。

「株式投資」と「不動産投資」には、それぞれ様々なやり方があります。資産、年齢、リスク許容度、割ける時間や労力などによって、どういう投資方法が良いのかは異なります。

ここでは話をシンプルにするために、個人がする(ヘッジなどはしない)投資で、

  • 株式投資は上場会社の株への中長期の投資
  • 不動産投資は中古区分マンションとアパート・マンション一棟への投資

として、それぞれのメリットとデメリットを詳しくご説明していきます。

株式投資のメリット

それでは、まずは株式投資のメリットを詳しく解説していきます。

株式投資の具体的なメリットは9点あります。「多い!」と思われるかもしれませんが、それほど投資手法として有効だと言えますね。

それぞれ詳しくご説明しながらご紹介していきます。

小さな金額から投資できる

株式投資のメリット1点目は、小さな金額から投資できることです。

たとえばムーミンバレーパークを運営しているフィンテック グローバル株式会社(8789)の株は1万円以下から購入できます。

(2020年6月19日の終値53円×100株(単元株数)=5,300円)

売買手数料が低い

売買手数料が不動産投資と比べて低く、一日の約定代金合計が50万円以下なら売買手数料が無料というような証券会社があるほどです。

譲渡益や配当金にかかる税金が約20%で、納税が簡単

譲渡益や配当金に対して20.315%(所得税15.315%と住民税5%)の税金がかかるだけです。

また源泉徴収ありの特定口座を選べば税金が自動的に天引きされるため確定申告をしなくて済みます。

大きな利益(キャピタルゲイン)を出すこともできる

株価が大きく動けば大きな利益を出すことも可能です。しかも短期間でたくさんの利益を出せることもあります。

配当(インカムゲイン)を得ることができる

投資をしている企業の業績が良くないと配当がでないことがありますが、平均配当利回りは銀行預金の金利よりずっと高いです。

株主優待を得ることができる

株主優待として品物や食事券やギフトカードなどを出している会社が多くあり、金額に換算した株主優待と配当の合計利回りが高い株に投資をしている人たちもいます。

メディアで人気の桐谷広人さんが有名ですね。

「売り」から入ることができる

株価が下がると思ったら、証券会社から株を借りてそれを売り(信用売り)、期日までに株を買い戻します。

予想通りに株価が下がった場合には利益を得ることができます。

リスクの低い「IPO投資」や「PO投資」ができる

新規公開株(IPO)は初値の予想が盛んにされていて、あまり外れることがありません。

そのため、初値が高いと予想される株に抽選申し込みをして当選すれば、かなり低いリスクで利益を得る可能性が高いです。

問題はそのような株は人気となるため、なかなか当選しないということです。

POとは公募・売出と言われているもので、市場から数パーセントディスカウントした価格で売られている株です。こちらも人気があると買えない場合がありますが、IPOほどではありません。

PO投資とは、ディスカウントされた株を購入する一方、信用取引でディスカウントされていない金額で株を売ってサヤを稼ぐという方法です。

しかし、禁止したり自粛を求めたりする証券会社もあるので、注意が必要です。

流動性が不動産投資に比べて高い

株はほとんどの場合、売買がすぐにできるので、不動産に比べると流動性がはるかに高いです。

株式投資のデメリット

続いて、株式投資のデメリットを2点ご紹介します。

株式投資は気軽に始められる投資手法ではありますが、少なからずデメリットも存在していることを忘れないようにしましょう。

値下がりリスクがある

株式投資では株価の動きにより損をすることがあります。

私は、「xxの株は出庫しました」というはがきを証券会社から受け取ったことがありました。「出庫って? 株はどこに行ってしまったのですか?」と聞いたところ、「上場廃止になりました」と言われました。

仕事に忙殺され株をしばらく放置していたため、業績の悪化に気がつかなかったのです。株券が紙くず同様になってしまいました(約150万円が消えました……)。

価格変動が大きいため注意をしていないとならない

不動産投資に比べると価格の変動が大きいため、中長期の投資であっても、会社の業績や株価のチェックを時々したり、ニュースや政治家の発言や雇用統計など発表される数値に気を配ったりする必要があります。

不動産投資のメリット

続いて、不動産投資のメリットをご紹介します。

不動産投資にも多数のメリットが存在しており、株式投資とはまた違った魅力です。

不動産購入時におおよその利益などの数字がわかる

投資をする不動産について、長期の収支のシミュレーションをしてキャッシュフローを予測しておけば、おおよその数字がわかり、安定して運営することができます。

相対取引なので安く購入できる場合がある

不動産は相対取引なので、早く現金が欲しいという売り主から安く買えるというようなことがあります。

不動産投資は実際は不動産賃貸業だが、他の業種と比べたら失敗しにくい

不動産オーナーを助けるビジネスが確立しているので、騙されたり買う物件を間違えたりしなければ、経営能力が高くなくても事業で失敗することがあまりありません

管理会社に依頼すれば手がかからない

管理会社に管理を委託すれば、あまり手がかかりません

私も忙しい本業を持ちながら、管理会社に管理をお願いして不動産投資をしています。会社員が副業ですることも可能です。

銀行から融資を受けて、レバレッジをかけて投資をすることができる

世界的ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏は、金持ちは借金をうまく使ってもっと金持ちになっていると書いています。

他の投資や他の事業のために銀行からお金を借りるより、不動産賃貸業のために借りるのはたやすいので、その借金をうまく使って自分が持っているより大きなお金を動かすことにより(レバレッジをかけることにより)、より大きなキャッシュフローを得ることができます。

相続税や所得税の節税対策になることがある

建物の減価償却費などを所得から引くことができるため、収支が赤字になれば、会社員は給与所得と損益通算ができ、課税対象となる所得が減り、所得税や住民税(さらには保育料など)が減ります。

生命保険が不要となる

融資を使う場合、通常、借主は団体信用生命保険に入る(保険料は融資の金利に上乗せされる)ため、契約者が死亡・高度障害という事態には、借入金の返済は免除されます。

不動産投資のデメリット

最後に、不動産投資のデメリットをご紹介します。

金額が大きい

株式投資よりも投資金額が大きいので、失敗するとダメージが大きくなります

融資を使っている場合、想定より収入が少なくなったり、予想外の大きな支出があったりすると、キャッシュフローを得るどころか、持ち出しとなることもあります。

様々なリスクがある

災害による建物のダメージ、家賃滞納、部屋での孤独死など様々なリスクがあります(しかしながら、火災保険や家賃保証などでリスクを軽減することができます)。

税金との闘い

不動産投資では税金が利益にかかるだけではなく、購入時に不動産取得税がかかり、保有していることで固定資産税と都市計画税が毎年かかります。税務処理も大変です。

購入するまで時間と労力がかかる

物件を見る目を養わなくてはならないですし、物件を見に行ってチェックする時間と労力がかかります。

不動産コンサルタントに依頼してもいいのですが、ある程度の知識がないとあまり良くない物件をつかまされることがあります。

また銀行の融資を使う場合、審査に通るためには、書類やプレゼンの準備をしなくてはなりません。

株式投資と不動産投資、どっちもやるのがおすすめ

以上、株式投資と不動産投資を比べてメリットとデメリットを考えてみましたが、私は株式投資と不動産投資の両方をするのがいいと思います。

理由としては、分散投資ではリスクが軽減できるからです。

最近では新型コロナウィルスの影響で株価がかなり下がった局面がありましたが、不動産投資では、「もう少し低い家賃の部屋に引っ越す」という理由で退去になった部屋や、家賃滞納があったものの、自粛解除となったら入居もありましたし、家賃保証で家賃は入っていて、それほど影響を受けませんでした。(私はある程度の株式投資の経験があるので、株は下がったときに少し買うことができたのですが、株価が下がったところで売って損をしたり、含み損を抱えて心配したりしている投資初心者は少なくないかと思います。)

順番としては株式投資を少額で先にやって「投資」というものを理解してから、不動産投資をするのがよいかと思います。

小さく初めて、失敗したとしてもそこから学び、投資によってお金が増やせて、安心される人が増えるよう願っています。

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