うつ病になったら転職すべき?うつ病中に転職する際の注意点

うつ病で悩む男性

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うつ病になってしまった…、人生、どうなってしまうのだろうか。

うつ病になったらもう仕事は出来ないのだろうか。

休職はできるのだろうか。

うつ病では転職できないのだろうか。うつ病であることを隠してあとでバレたら解雇されてしまうのだろうか。

その不安な気持ち、よく分かります。

大丈夫。うつ病でも転職する方法はあります。

今回は、うつ病になってしまった方に向けて、具体的な転職対策とタイミングについて伝授いたします。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

一刻も早く転職したい!最短で転職を実現するために大切な9つのこと

うつ病になったら転職するべきなのか

うつ病に罹患したからといって、即座に転職をすることはおすすめしません。

まずは会社を辞めずに休職してください。

うつ病になった場合には、休職できるのであれば休職を一旦して頭を冷やすことをおすすめします。

冷静になってください。

しんどい状態で転職活動をしても、面接で疲れた青白い顔を面接官に見せてしまっては内定が出ません。

精神疾患をわざわざ自分から晒しているのと同じことです。

面接段階ですでになぜか体力消耗しているように見られてしまって、印象も悪くなります。

休職をおススメする理由としては、うつ病特有の再発リスクを休職中に抑えられる可能性があるからです。

但し、即座に再発リスクを抑えられるわけではありません。

厚生労働省のメンタル復帰プランに落とし穴が潜んでいます。

この落とし穴を理解したうえで転職前に休職をする段階を踏まなければ、大きな精神ダメージを被ります。

厚生労働省の推進するメンタル復帰プランの落とし穴!

大企業を中心としてメンタル疾患対策には熱が入っており、うつ病になったからといって解雇することは出来ません。

大企業であればうつ病になったらあの会社は社員を使い捨てにするブラック企業だ!労働者軽視で許せない!糾弾されるべきだと世論に叩かれる可能性もあります。

中小企業でも同じことです。

それだけうつ病に対するケアは企業人事の腕の見せ所となっております。

そもそも正社員であれば65歳までの長い会社員人生の中で、私傷病で休むことは十分にあり得ます。

そこで大企業を中心として、労働者保護のために労働基準監督署から、メンタル復帰プランを作成し就業規則に制定または付則しなさいと、厳しいお達しが回っています。

このメンタル復帰プランの最大の問題点は、原則としてメンタル疾患に罹患した社員を元の職場で復帰させるようにしなさい!と強く明記されていることです。

元の職場の就労環境が悪いか合わないのでメンタル疾患に罹患しているにも関わらず元の職場に戻さないと労働基準監督署から目をつけられるという謎の制度です。

休職を何カ月かした後にまた同じ職場に一旦は戻されてしまいます。

そこでまたしんどければもう1回休職をします。

今度は異動が認められますので、他の部署で療養がてら復帰できるということです。

周囲の人も気を使ってくれますし、激しい仕事からはしばらく外れられます。

残業制限もかかりますので、一定期間内は定時で仕事を上がることもできます。

なり長いスパンですが、お勧めするのは休職制度をしっかり利用してメンタル復帰プランを活用して完全に近い状態に回復してから転職することです。

休職は就業規則をよく確認しよう!

休職する場合には、就業規則に勤続年数に応じて休職できる期間が明記されているのが普通です。

勤続6ヶ月以上の場合は休職3か月まで、勤続1年以上の場合には休職1年までというように書かれています。

ですが、就業規則に書かれている年限以上に休職しても解雇は不可能です。

正社員を解雇することが出来るのは理由なく無届欠勤を、2週間以上に渡って行うなどの理由なき欠勤が連続した場合のみです。

休職する場合には、医師の診断書の提出を義務付けています。

精神科や心療内科の医師が書いた診断書があれば、これは立派な傷病休暇となりますので正当な理由による欠勤であり、労務提供が不可能なのは病気が原因であり、本人の責任だけではないとみなされます。

精神科などで、診断書だけは絶対に貰うようにしましょう。

うつ病などの疾患にかかった場合には、健康保険組合から使用病手当金が1年と6ヶ月の間支給されます。

それ以降は支給されませんので、もしも1年と6カ月以上におよぶ休職になりそうな場合は転職しても良いと思います。

それ以下で復職できそうなのであれば復職できるように努力してみて下さい。

私傷病手当金の受給期間中は、躊躇なく休むようにして下さい。

うつ病になるまで仕事を頑張ったのだから、受給する権利があります。

休職は怖くない!

うつ病になったら昇進も止まってしまうしそもそも会社でのキャリア自体が終わってしまうので、もう転職した方がマシなのではないかという方もいらっしゃいます。

自暴自棄にならないでください。

うつ病になった期間は確かに人事考課では不利になりますが、その後に復帰して仕事が出来るのであれば全く問題はありません。

あまりにも繰り返すようであれば問題ですが、一度や二度の休職であれば誰もが経験することです。

うつ病といっても労務管理上の扱いは骨折のような外傷と同じ扱いです。

安易に自分で自分を追い込むことは止めてください。

うつ病になったときには、自分を責めるのではなく、ゆっくりと休んで体力の回復を最優先してください。

必ず信頼できる人に相談をして、休職が出来るようにして下さい。

休職中に旅行に行っても問題なし!休職中は仕事を忘れてください!

休職中には出来るだけ会社から距離を取ることをおすすめします。

特に会社から物理的な距離を話すことをおススメします。

うつ病に罹患した人は真面目なので自宅で謹慎しているかのように閉じこもりっぱなしになります。

これではうつ病は悪化していく一方です。

うつ病での休職期間中は、好きに過ごして良いのです。

会社としては、結果的に回復して職場で元気な顔を見ることができればそれが一番です。

休職中は会社のことを全て忘れるために海外旅行などにいくことをおすすめします。

会社が家の近所だという人は特にこれを実践してみて下さい。

私傷病手当金という健康保険組合からもお金が支給されますので、思い切って仕事を忘れてリフレッシュを心がけるようにして下さい。

メンタル疾患の休職の場合には、これをよく思い出してください。

仕事を忘れて回復するために休職をしているのです。

仕事に行けない自分を責める事はしないで下さい。

誰もが掛かる可能性がある病気が、うつ病なのです。

今や特別な病気でも何でもありません。

誰もが突然、上司の発した心無い一言で心が壊れてしまうかも知れないのです。

最大の注意点!面接でうつ病を罹患した過去があるといえばまず採用されない

面接でうつ病を罹患していた過去を話すべきかどうかですが、うつ病の罹患歴に関しては自己申告の世界です。

骨折ならば腕が折れていて仕事が出来ないということは十分に分かります。

しかし、心を骨折していると言われても分かりません。

医者ですら判定が難しいと言われているうつ病を医者でもない人事部員が面接の場で見抜くのは不可能です。

面接で不利になることは話さなくても問題ありません。

但し、再発しないように気を付ける必要はあります。

転職でも圧迫面接は行われる!?人事のプロが教える上手な対処法

面接でバレる可能性はないが入社後に再発した場合には言い訳できない

転職活動の面接や健康診断などでうつ病が分かる可能性はほぼ0%です。

が、うつ病の再発を転職先でした場合には傷病手当金を受給していた過去からうつ病に罹患していたことが分かります。

うつ病で私傷病手当金の受給申請をしますが、私傷病手当金は1年半しか支給されない上に同一の傷病の場合、ある程度以上の期間が経過していなければ再度の申請はできません。

これは健康保険組合の履歴に残っているので転職していても受給していた過去は分かってしまいます。

つまり、再発の場合は事務手続きで面接で嘘をついたことがわかるということです。

「うちにきてうつ病にかかってしまったなんて人事の失態だ。早急に対策を打たないといけない。申し訳ないことをしてしまった。ゆっくり休んで身体を治してもらってまた頑張ってもらおう。彼の人生が心配だ。他にメンタル疾患者が職場から出ないように、注意喚起のために管理職を集めて注意しないといけない。」

と普通はこのような考えに人事部の社員はなるのですが、再発の場合は違います。

「私傷病手当金の申請をしたら同一傷病なので申請できないと健保組合から返答が帰ってきた。どういうことだこれは!面接時に精神疾患歴がないことは確認したはずだ!以前の会社でうつ病にかかっていたのに嘘をついて騙したのか!なんて社員だ!採用したのが間違いだった。もう辞めてもらおう。面接で嘘をつく人材は信用できない!」

とこれくらいの心理的な落差があります。

再発するとこのようなリスクがあるので、現在の会社で完全に治しきってから転職してきてほしいというのが正直な本音です。

再発しない自信が付くまで元の職場でトレーニングをしてから転職するか、5年程度経過して同一傷病ではないとみなされる期間まで頑張るかは自己判断です。

うつ病が理由で転職をするメリット・デメリット

うつ病で転職する場合のメリットとデメリットをご紹介いたします。

うつ病で転職するメリットは環境リセットによる再発防止!

うつ病で転職するメリットは、以前よりも良い環境で仕事が出来る環境に転職できる可能性が高いことです。

無茶な残業や上司からのパワハラや、女性社員の場合にはセクハラにあってしまってうつ病になってしまった方もいらっしゃると思います。

その場合にはせめて残業がほとんどない職種に転職するか、メンタル疾患に理解のある職場に転職する事でメリットを享受できます。

理解のある職場や残業の少ない職場ではうつ病の再発リスクが低いです。

実はIT系の企業は激務なイメージがありますが、うつ病に理解のある企業が多い傾向にあります。

これは経営者と人事担当者の気質などにもよるのでしょうが、頭をずっと使いっぱなしの職業ほど考え込んでうつ病になる傾向があるのでSEにはうつ病が多いと言われています。

他にも激務で出版業界の有名なライター職や、編集職などもうつ病リスクが高い仕事とされています。

理解のある業種へ転職して再発しても面倒を見てくれる可能性の高い業界への転職であれば大きなメリットがあります。

うつ病で転職するデメリットは再発時の解雇リスク!

うつ病で転職するデメリットは、再発リスクが高いことです。

うつ病を発症した人は何年かするとまたうつ病を発症します。

その度に自信をなくしていき、最後は会社に連絡も来なくなり蒸発したり音信不通になる人がいるくらい根が深い病です。

先述した通り、転職先で再発すると人事担当者の心象的に「騙された!」という気持ちが深くなるため、再発すると居場所ごと失ってまた辞める羽目になります。

いまいる会社に残留できるのであればしがみついてでも残留した方が良いというのはこのためです。

これはあくまでも人事としての見解なので無理はしないでください

このうつ病による転職のメリットとデメリットはあくまでも人事としての視点から見た見解です。

もしも本当に仕事を続けるのが無理なのであれば、無理をせずに退職をすることも検討してください。

うつ病は精神疾患であり、自殺に繋がる危険な病気です。

もう何もできない、死んでしまいたい。

そのような状態に陥っているのであれば無理をするべきではありません。

あくまでも自分自身にとって最良の方法を取るように心がけてください。

仕事は生活をするために必要なことであって命を捨ててまでするような仕事なんてこの世にはありません。

命と仕事を天秤にかけたら誰だって命を取ります。当たり前のことです。

無理をせずに人生の夏休みだと思って退職をして好きなことを存分にしてから回復をしてまた仕事を探すという手段もありです。

仕事はご飯を食べるためにしています。

仕事のために命を落とすようなことは絶対に避けるようにして下さい。

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