派遣から正社員になるために知るべき現実とメリット・デメリット

派遣から正社員になるために知るべき現実とメリット・デメリット

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「正社員になりたい!」

派遣社員で働いている人に中には、そんな思いを抱きながら毎日仕事をしている方も多いのではないでしょうか。

著者も派遣社員として働いていたことがあり、派遣という働き方に葛藤を抱えていた時期があります。

働き方の多様性が広がりつつあるものの、安定した生活のことを考えると、社会的信用も得られる正社員は魅力的ですよね。

この記事では、派遣から正社員を目指している人には特に知っておいていただきたい現実と、メリット・デメリットを解説していきます。

今後の自分の将来を考える参考になると幸いです。

派遣から正社員になるための3つの方法

派遣から正社員になるためには、主に3つの方法が考えられます。

派遣会社と契約している契約内容も確認しながら、どのような可能性が考えられるのか整理していきましょう!

派遣会社から紹介予定派遣として企業で働く

派遣の働き方のひとつに、「紹介予定派遣」という働き方があります。

紹介予定派遣は、派遣期間(最長6ヵ月)が終了した後、本人と派遣先企業双方の合意によって、正社員として採用されるという仕組みになっています。

紹介予定派遣のメリットは、派遣として働きながら、自分がその企業とマッチしているかを判断できるという点です。

また、派遣期間中に職場の雰囲気を知ることができるという点も大きなポイントです。

一般的な就職の仕方では企業に入社してからでないと判断できないことが、紹介予定派遣では企業に雇用される前に判断したうえで、入社の可否を決めることができます。

これは働く本人にとっても、雇用する企業にとっても大きなメリットになります。

ただし、あくまでも本人と派遣先企業双方の合意があった場合に限っての話ですので、必ず正社員になれるとは限らないということ、企業に断られる場合も十分にあり得るということを頭に入れておく必要があります。

派遣社員から企業に引き抜いてもらう

派遣社員として働いていた人の中には、派遣先企業から引き抜いてもらい正社員になったという人もいます。

企業からの引き抜きは、派遣会社との契約終了後であれば、違法行為には当たりません。

特に、“契約終了後”という点がポイントですので覚えておきましょう。

派遣社員として働いている間は、派遣会社が派遣労働者を雇用している形になります。

派遣会社は派遣労働者を派遣先企業に提供しているということです。

やむを得ない事情がない限り企業は派遣労働者を引き抜くことはできないということを、企業も派遣労働者も理解しておく必要があります。

派遣会社との契約終了後であれば、企業からの引き抜きに応じることも可能です。

正社員になることで、収入や雇用の安定、待遇なども変わります。

一方で、正社員として働くということはその企業の一員として働くということでもあり、責任も伴うということを忘れてはいけません。

雇用形態や給与面、仕事内容や勤務時間など契約内容を必ず確認したうえで、引き抜きに応じるか断るのかを判断しましょう。

条件と合わない場合に、断れる勇気をもっておくことも大切です。

派遣は3年までしか同じ場所で働けない?継続できる例外はある?

派遣期間中に転職活動をする

派遣として働きながら転職活動をするということも、もちろん可能です。

ですが、仕事に支障が出ないように工夫する必要があります。

派遣社員と言っても、仕事には責任を持って取り組むのは他の雇用形態で働く人と変わりません。

転職活動は思っている以上に時間が必要です。

働きながら新たな仕事を探すには、時間と労力、そして気力が必要になります。

計画的に行動することがひとつの大きなポイントです。

そして重要なのは、派遣会社との契約内容を必ず確認しておくということです。

特に、契約途中解除について、いつまでに申し出が必要なのかということを確認しておく必要があります。

企業によって異なりますが、1ヶ月~1ヶ月半前には申し出が必要な場合が多いです。

転職先が決まった場合、いつから働き始めるのかという点も考えて行動する必要があります。

派遣から正社員になるために知るべき現実

ここまで派遣から正社員になるための方法を紹介してきましたが、現実的な面も知っておく必要があります。

早い段階で理解しておくことで、後々後悔せずにすむこともありますので、現実的な面もしっかりと押さえておきましょう。

派遣から正社員登用される確率は非常に低い

派遣から正社員になれる可能性が低い理由として、派遣先企業側に派遣社員を正社員登用する仕組みがない場合が、多いことが考えられます。

人を雇うには、時間とお金がかかります。

どれだけ優秀な人材であっても、企業にその仕組みがなければ正社員として雇うことはできないのです。

正社員と登用を目指すのであれば、まずはこれまでにその実績がある企業を調べる必要があります。

しかしどんなに実績がある企業でも、必ず正社員登用されるとは限りません。

企業側に空きがなかったり、相性が合わなかったりと、確率は非常に低いということを理解しておきましょう。

紹介予定派遣=正社員登用ではない

紹介予定派遣で働けば必ず正社員になれるという印象を持ってしまいそうになりますが、残念ながら必ずしもそうとは限らないということも知っておく必要があります。

紹介予定派遣で働いている期間は、あくまでも派遣社員です。

その期間というのは、派遣労働者と派遣先企業双方が相性を確認し合う期間でもあります。

働く本人が企業と合わないと感じれば断ることができ、企業も派遣労働者とのミスマッチを感じれば断ることができるということです。

紹介予定派遣からの正社員登用は、「双方の合意」があって初めて成立します。

必ず正社員になれるといった制度ではないことを、理解しておく必要があります。

若い時期を逃すと転職し辛くなる

ハローワークなどで求人情報を見てみると、年齢制限を設けている企業が多いことが分かります。

企業は長く働いてくれる人材、より伸びしろがあり成長を期待できる人材を求めている場合が多く、正社員として雇用する場合は特に、そういった点も重視しています。

正社員を目指すのであれば、早い段階から行動に移すことがポイントです。

派遣から正社員になる3つのメリット

正社員になることでどのようなメリットがあると考えられるでしょうか。

派遣ではなく正社員だからこそ得られる3つのメリットについて解説していきます。

雇用期間関係なく働ける

派遣社員には、法律によって同じ企業で働ける期間が定められていることをご存じでしょうか。

2015年に改正された派遣労働法によると、派遣社員が同じ派遣先の同じ組織(部署や課など)で働ける上限は3年までと義務付けられています。

これは、急激な景気の悪化によって派遣社員が大量に仕事を失ったというこれまでの時代背景から、派遣社員を守るために制定された法律です。

派遣で働くということには、派遣先の企業が自分にとってどんなに働きやすい職場であったとしても、同じ場所で働き続けることはできないというデメリットがあるのです。

3年が経過すると、派遣元である派遣会社は派遣先の企業へ直接雇用の依頼をしたり、派遣労働者に対して別の派遣先を紹介したりするなどの、雇用の安定化措置を図る必要があります。

正社員は企業と労働者の直接雇用になるため、雇用期間が定められていなければ同じ場所で働き続けることができます。

正社員は派遣社員として働くよりも、雇用の安定が期待できるということです。

この先の約束がされない状態で働き続けることは、想像以上に精神的負担がかかります。

雇用の安定を得られるという点は、派遣から正社員になるメリットのひとつと言えるでしょう。

給与面の待遇が良くなる

派遣社員の給料は時給制で計算されます。

そのため、「残業がほとんどない」「目先の収入だけを見ると、正社員よりも収入が多い」などのメリットがあります。

メリットだけを考えると、正社員よりも派遣で働いていた方が、給与も高くなるのではないかと思ってしまいそうになりますが、これはあくまでも“今の時点”での話だということを理解しておく必要があります。

正社員は基本的に勤続年数によって昇給がありますが、派遣では昇給による給与アップをあまり期待できません。

時給制ということもありますが、雇用期間が3年までと法律で定められているということもあり、勤続年数による大幅な昇給は難しいと考えられます。

正社員になると賞与や退職金があることも正社員で働く大きなメリットです。

生涯賃金を考えると、正社員と派遣社員では大きな差が生まれます。

派遣よりも充実した福利厚生が受けられる

派遣でも福利厚生はありますが、正社員と比べるとその充実度が大きく異なります。

福利厚生は大きく分けると「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2つに分けられます。

雇用保険や健康保険、厚生年金保険、労災保険、介護保険などは「法定福利厚生」に当たります。

これらは法律により、企業が必ず導入しなければならない福利厚生です。

一方、「法定外福利厚生」は企業が任意で導入している福利厚生のことを指します。

住宅手当や家賃補助、交通費、社員食堂、ヘルスケアサポートなどは企業が何を導入するのかを選択することができます。

企業が福利厚生を導入するにも費用がかかるため、企業によってその内容はさまざまです。

大手企業になると、法定外福利厚生の内容もかなり充実しています。

社員にとって福利厚生は、生活面で大きな支えとなります。

正社員が安定した生活を送れる理由のひとつとして、この福利厚生の充実度は大きな影響を与えているのです。

正社員より派遣社員がいい?それぞれのメリット・デメリットを比較

派遣から正社員になる3つのデメリット

正社員になることは、必ずしもメリットばかりではありません。

メリットだけではなく、デメリットもしっかりと理解したうえで、自分に合った雇用形態を選択する必要があります。

休みが柔軟に取れない

派遣は時間給ということもあり、勤務時間や休日がしっかりと決められていますが、正社員になるとそうはいきません。

最近では働き方改革により働き方が変化しつつありますが、仕事によってはあまりの忙しさに残業や休日出勤が続いてしまうこともあります。

派遣のように、希望通りには休日を取ることが難しくなるということを頭に入れておきましょう。

配属先の希望が通らないことも

正社員になると、部署移動などの辞令が出される場合があります。

正社員は基本的に企業からの辞令には、従わなくてはなりません。

希望していない配属先を指示される可能性も十分に考えられます。

正社員には、その企業の一員として企業のために行動するということが求められます。

転勤で引っ越す可能性がある

配属先の辞令のほかにも、勤務先の異動を命じられる場合もあります。

遠く離れた地域へ転勤しなければならない可能性も十分に考えられます。

転勤は本人だけでなく家族にも影響を与える問題です。

企業によっても異なるため、転勤の有無をしっかりと確認してから応募する必要があります。

派遣から正社員に転職するなら転職エージェント!

働き方を変えるということは、人生の中でも大きな転機のひとつになるかと思います。

自分ひとりで判断することが難しい場合も出てきます。

転職エージェントは、一人一人の悩みに合わせた働き方を提案してくれる転職のエキスパートです。

過去の事例を踏まえながら、最善の策を一緒に考えてくれる良きアドバイザーでもあります。

ひとりで悩まないことが、正社員へ近づく一歩になります。

派遣から正社員になって安定した生活を送ろう

正社員は安定を得られるだけでなく、社会的な信用を得られるという点においてもメリットがあります。

しかし、派遣から正社員を目指す際には、正社員になることだけがすべてではないということも、理解しておく必要があります。

さまざまな働き方があるということ、どの働き方にもメリットとデメリットが存在するということ、何よりも自分に合った働き方を選択することが、安定した生活につながるということを忘れずに、正社員になるための一歩を踏み出しましょう!

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